株主総会での「おみやげ」は本当に不要なのか 廃止する会社の意図も理解できるけど…

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【6月23日 土曜日】日経225先物は、30円高の2万2490円、NYダウは、119ドル高の2万4580ドル。1ドル=109.96円、1ユーロ=128.20円。

【6月25日 月曜日】日本郵政(6178)は、一時6円安の1200円をつけ年初来安値。2016年6月につけた上場来安値1170円まであと30円。スクロール(8005)は、16円安の556円と空売りしている540円まであと16円。メルカリは、280円安の4270円。日経平均は、178円安の2万2338円。

【6月26日 火曜日】日経225先物は、130円安の2万2170円、NY市場は、328ドル安の2万4252ドル。6月権利付き最終売買日。6月権利の保有銘柄では、すかいらーくホールディングス(3197)キュービーネットホールディングス(6571)鈴木、藤田観光(9722)

オリコ(オリエントコーポレーション・8585)の株主総会出席のため、千代田区麹町にあるオリコ本社へ行く。以前は、会場が品川で、1000円のQUOカードのお土産があったが、今年からお土産はなしになった。出席者は、100人くらい。オリコの株価をスマホで見ていたら、9時6分に3円安の145円の年初来安値を更新していた。ある株主が過払い金返還について「同業他社は減っているのに、オリコは減っていない」と言っていたが、2019年は減少を見込んでいるそうだ。また、今期の業績予想が悪いのは、システム費の200億円が重荷になっているが、10年かけて準備してきたもので、ビッグデータの蓄積やスマホ決済などキャッシュレス化に必要な投資だと説明していた。キャッシュレス社会は国策で、東京オリンピックの2020年には、現在20%のキャッシュレス化を40%にし、最終的には80%にする計画なのだそうだ。

総会はまだ終わっていなかったが、11時10分退席し、11時30分からの地盤ネットホールディングスの総会出席のため、移動。受付で地盤調査をする機械のパンフレットを配ったり、入り口付近で、会社製品のパンフレットなどが展示してあった。会社が若いせいか、株主からの質問に回答するのに時間がかかっていた。日経平均は、3円高の2万2342円。

会社の体質がよくわかる株主総会がある

【6月27日 水曜日】日経225先物は、40円安の2万2280円。NYダウは、30ドル高の2万4283ドル。

関電工(1942)の株主総会出席のため、港区芝浦にある本社へ行く。初めての出席であったが、会社の体質がよくわかる総会だった。出席者は120人程度。従業員持株会もあるので、多くは定年退職したOBの出席者であったのではないか。議長がひとこと言うたびに、出席者がそろって拍手をしたり、「異議なし」と声が飛ぶ。事前に総会の練習でもしたかのようだ。電力設備投資は、東京電力グループのコスト削減により、依然として抑制されるものと予想されるが、他の受注は好調で1999年以来の5000億円超で、2期連続過去最高益。今期配当も年間2円増配の26円を予定している。お土産は、会社の名前入りタオルと木のおはし。帰りはJR山の手線田町駅までバスで送ってくれた。日経平均は、70円安の2万2271円。

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