株主総会での｢おみやげ｣は本当に不要なのか 廃止する会社の意図も理解できるけど…

【6月28日 木曜日】日経225先物は、90円安の2万2140円。NYダウは、165ドル安の2万4117ドル。株主総会集中日、武蔵野興業（9635）の総会出席のため、新宿へ行く。

9時20分、受付でお土産（福祉作業所で作られた、パウンドケーキとクッキー）をいただき、東京メトロで神保町まで移動し、昨年初めて出席した東光高岳（6617）で受付をし、昨年と同じ多珂うどん（福島県南相馬市）をいただき、同じ最寄駅で総会のある東京テアトル（9633）の総会へ行った。お土産は、西洋銀座のアーモンドの入った焼き菓子。終了後、また新宿へ戻り、武蔵野興業の出席票が当日限りの映画入場券も兼ねているので、出席票で映画を見た。9時49分、買い注文を出しておいたオリコが約定したとメールが届く。148円で2万株。2月6日に170円で2万株買っており、ナンピン買い。日経平均は、1円安の2万2270円。

【6月29日 金曜日】日経225先物は、50円高の2万2280円。NYダウは98ドル高の2万4216ドル。10時56分、オリコを148円で6万株買う。日経平均は、34円高の2万2304円。関東、甲信地方が梅雨明けしたと報道。6月の梅雨明けは初めてだそうだ。

「お土産」の考え方で会社の株主への姿勢がわかる

【6月30日 土曜日】日経225先物は、30円高の2万2240円。NYダウは55ドル高の2万4271ドル。1ドル＝110.69円、1ユーロ＝129.33円。

3月決算企業の株主総会が終了した。6月15日の蝶理から28日の東京テアトルまで12社（お土産目的の受付だけは、3社）出席した。28日は総会集中日だったが、毎年わざわざ集中日に開催する企業は「株主には、総会に来てほしくない」という会社からのメッセージではないかと思われても仕方がないのではないか。

今年も「総会のお土産をなくしたことで、出席者が激減した会社があった」という報道があった。しかし、年1回しかない総会だし、ワタミのお食事券やカドカワの電子書籍購入ギフト券、東京テアトルの焼き菓子、武蔵野興業の映画の入場券などは、すべて自社関連商品であり、お土産は、宣伝の意味と株主にもっと会社のことを知ってもらいたいという意図があるのではないかと思う。

福祉作業所で作られたパウンドケーキとクッキーをお土産にした武蔵野興業であるが、以前、ワタミでも同社が新入社員研修でお世話になっている福祉作業所で作られたクッキーが総会のお土産に入っていたこともあった。また、自社商品をお土産にすることが難しい芝浦メカトロニクスは、東北の海苔や東光高岳の南相馬のうどんなど総会のお土産で被災地支援をしている企業もある。ここ数年、総会のお土産は廃止する傾向にありとても残念だが、会社として株主に「なるほど」と思わせるような姿勢やメッセージを送れるようなお土産をぜひ、考えていただきたい。

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