外国人が心底驚いた日本人の「夏の過ごし方」

炎天下の中スポーツまでしちゃう根性

しかしながら、日本の夏を体験して、日本人の言っている意味がわかりました。日本に着いて飛行機から降りた瞬間、強烈な湿気を感じました。まるでサウナに入っているようでした。そのおかげで、夏に日本に行ったときは肌の調子は絶好調でしたが(笑)、滞在中は本当に大変でした。

アテネでも気温は高く、日差しも強いですが、カラッとしているので日陰に入ってしまえばなんとか暑さを凌げます。でも日本の暑さは、クーラーを入れるくらいしか、本当に凌ぎようがないですね。日本の夏はどこへ行ってもクーラーが入っていて驚きましたが、それも納得です。クーラーなしではやっていけませんね。

この暑い中で運動をするなんて!!

私は、アテネで日本語を教えているのですが、生徒たちは「夏に日本へ行きたい!」とよく言っています。桜を見ることができる春も人気ですが、やっぱり若い人にとっては夏のイベントの方が魅力的に映るようです。もちろん彼らもアニメやドラマなどのファンなので、夏のイベントに関しては、『マイ☆ボス マイ☆ヒーロー』や『ハチミツとクローバー』などの学園物から情報を仕入れています。

そんな彼らは「海で泳いで、スイカ割りをして海の家でかき氷を食べて、夜は浴衣を着てお祭りに行って花火を見る。肝試しもやってみたい」。そんなことを言っていますが、完全に日本の夏を甘く見ていますね。

それからもう1つ驚いたことは、夏の暑さの中でも普通に運動をしていることです。私たちが観光しているだけでも汗だくになっているのに、その状況で運動するなんて、ギリシャ人には考えられません。

夫に連れられて、ある道場の稽古に参加しましたが、空調設備もない中で激しい稽古をしていて、本当にびっくり仰天しました。その先生は、「夏は暑いからそれほどキツいことはしないけど、暑さに負けずに稽古することで精神が鍛えられる」と仰っていました。

これも剣道の大切な部分だと思い、ギリシャに帰ってから道場の人に声をかけて夏の日中に稽古をしてみましたが、10分経つと1人が面を取り、もう10分経つとまたもう1人……という感じで、1時間後に残ったのはたったの3人でした。そのときギリシャ人が話していたことは、「日本人は化け物なのか?」ということです。もちろん、日本の稽古は暑さに加えて湿度も非常に高い中で行われます。改めて日本人の凄さを感じた出来事でした。

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