イングランド「PK戦勝利」は心理学者が支えた 「PK戦で負ける」ジンクスをついに払拭

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前任者たちは、「PK戦は運任せで、自分たちではどうにもならない」と考えていたのが、サウスゲート監督は違った。選手たちの手助けとなるように試合には心理学者まで同行させた。そして、選手たちがPKの練習をするよう主張していたという点でも、彼の功績は認められるべきだろう。

「何十年もの間、失望し続けながら、それでも共に戦い続けてくれた素晴らしいサポーターたちのおかげだ。そして、わが国にとっても、これは本当に素晴らしい瞬間だ」とサウスゲート監督は語った。「過去にあったことや、思い込みで、諦めてしまってはいけないという信念を、今日という日は、これから続く者たちに与えてくれるはずだ」。

粘り強さを見せて、冷静さを保った

「選手たちは、私たちが話し合っていたことの全てを(PKで)実に巧みに生かしてくれた。試合終了のホイッスルが鳴って大いに落胆した後にも、わがチームは信じがたいほどの粘り強さを見せて、冷静さを保ったんだ」

もしもイングランドがスウェーデンに勝利すれば、1966年に唯一度だけW杯に優勝して以来の決勝進出を懸けて、開催国であるロシアないしクロアチアと準決勝で戦うこととなる。

今大会で最も多くの得点を挙げているハリー・ケインが57分の時点で、決勝リーグで6回目のゴールとなるペナルティ・キックを決めた時には、イングランドは、そのまま勝利するかに見えた。しかし、ジェリー・ミナがロスタイム3分の時点でヘディングシュートを決めて、同点に追いついた。

「90分以内に決められなかったのは、とても不運だった」とケイン。彼はマーカス・ラッシュフォード、キーラン・トリピアーとともにPKで得点を挙げた。「誰ひとり諦めたりせず、重要な時には、われわれは踏ん張った」。

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