JR貨物が足を引っ張る「JR北海道」の経営

貨物輸送量を平準化し道内の物流適正化を

農産物輸送におけるJR貨物(1000トン単位)(図:北海道開発局「農畜産物及び加工食品の移出実態調査(2105年)」、 日本貨物鉄道北海道支社「鉄道貨物輸送年報(2014年度・2015年度)を基に作成
JR貨物の道内発貨物における農産品(1000トン単位)(図:日本貨物鉄道北海道支社「鉄道貨物輸送年報(2014年度・2015年度)を基に作成)

こうした本州方面の動きに道内方面の動きを重ね合わせて月別輸送状況を見ると、本州方面のピーク時には道内方面に月マイナス7万トンものギャップが生じる一方、ボトム時にも道内方面に月プラス5万トンものギャップが生じている。取扱い貨物は、ほとんどがコンテナ扱いのため、上記ギャップに伴い、空コンテナの輸送が不可欠となっている。

空コンテナ輸送が道外輸送のコストを押し上げている

道内方面の空コンテナ輸送は、9月から11月を中心に、7万9000個と全体の19%に達しているほか、本州方面も、4月から7月を中心に、4万個と全体の10%に達している。全体で見ると15%程度の空コンテナを輸送していることになり、85%で全体の輸送コストを負担する格好になっている。したがって、空コンテナ輸送が道外輸送のコストを2割程度押し上げていると考えられ、採算的にはかなり厳しい状況にあるとみられる。

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