新入社員に伝えたい「飲み会の上手な断り方」 避けたいなら「飲まないキャラ」確立を目指す

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せっかく楽しい気分で飲み会に行ったのに、帰りずらくなり困るケースもある。典型は、「もう一軒行こうよ!」。酒が入るにつれて、しつこくなる先輩や上司などだ。

「こんな場合は『今日は、ご一緒させていただきありがとうございました。明日の仕事に備えたいので、失礼いたします』と仕事を理由にお断りするのがスマートでしょう」(伊東氏)

「新人だから、適当でいいよ」などといわれれば、「新人で、何もできないからこそ準備したいんです」と、翌日がお休みの場合や、「若いんだから、もっと飲まなくちゃ」などといわれれば、「実はあまり飲めないんですよ。お酒に不調法ですいません」などと、前述した方程式にあてはめ、生真面目に断れば大半の人は解放してくれるはずだ。

しつこい誘いは断るのもOK

もちろん、いつも飲み会をパスすれば角がたつ。

「行事的な飲み会がない月は、最低でも1回は飲みの誘いに応じると決めている」(旅行・35歳)。さらに、「無意味な飲み会になりそうな時は、役立つ情報をもっているような人を誘う。そうすれば、少なくとも自分にとっては有意義な飲み会に変わるのでおすすめです」(岡田氏)というアドバイスもある。

時間を区切って参加するのもひとつの方法です。ただし『何時までだったら参加できるんですけど』は上から目線になるので、『何時まででしたら、ぜひ参加させていただきたい』といった言い方がいいでしょう」(伊東氏)

もっとも理想的なのは、「あの人は、飲み会はあまり好きではない」「あの人は二次会に参加しない」といったイメージを定着させることだ。

逆に、いい顔をして最後までついていけば、「あいつは、付き合いが良い」との共通認識が広まり、いろんな人から誘われるようになる。人脈を広げたい人は、それでいいが、飲み会を避けたい人はたまらない。飲まないキャラクターづくりをするなら、この数カ月が勝負だ。

竹内 三保子 カデナクリエイト

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たけうち みほこ / Mihoko Takeuchi

明治学院大学経済学部卒業後、西武百貨店入社。紳士服飾部、特別顧客チームを経てフリーライターに。その後、編集プロダクション・カデナクリエイトを設立。流通業で培った顧客視点で執筆を行っている。共著に『図解&事例で学ぶビジネスモデルの教科書』『クイズ 商売脳の鍛え方』など。最新著に『課長・部長のための労務管理 問題解決の基本』(カデナクリエイト著・マイナビ出版)。

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