新入社員に伝えたい「飲み会の上手な断り方」 避けたいなら「飲まないキャラ」確立を目指す

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「飲もうと誘ったら携帯が鳴ったふり。『あっ。すいません、ちょうど取引先に今からいくことに』……とミエミエの芝居をされて不愉快」(メーカー・49歳)。

「『すいません。今からお通夜なので』。こんな古典的な手を使う人がいまだにいたのか?」(金融・52歳)

「とくにだめなのはウソ。ばれれば信頼を失うし、ウソを重ねているうちに、仕事でもウソをつくことが平気になる。また、まじめな人ならウソをつき続けることがストレスになり体調を崩すこともある」と話すのは、中堅中小IT系企業の顧問や相談役などを兼任するコンサルタントの岡田圭一氏。

勉強や習い事を理由に断る

確かに、ウソの用事を作って断るのは手法としては簡単だが、何度も使っていると「またウソをついて断っている」と見透かされてしまう。また、今の時代、ウソをついて別の仲間と会ったりしていれば、SNSを通じてばれることもある。そうなれば致命的だ。

ウソをつくなと言われても、避けたい飲み会は沢山ある。たとえば、「毎日、飲む相手を探している暇な先輩とのサシ」「二次会、三次会、ラーメン、サウナ……。フルコースを楽しまないと気が済まないとばかりに連れ回す先輩や上司とのお付き合い」「悪口や愚痴を肴にした飲み会」……。

「誘われそうな雰囲気を察知したら、外出するか、トイレに隠れてる」(営業・38歳)。こんな手しかないのだろうか。

「僕は『今日はちょっとやることがあるんですよね』と断ることが多いですね。実際は部屋の片付けだったり、買い物だったり、犬の散歩だったりするのですが、用事の内容まで詮索する人はまずいないので、ウソをつかずにすんでいます」(出版・43歳)。具体的な用事をあえて伝えないというのは一つの手だろう。

「私の場合は、サラリーマン時代から名刺交換をした方を対象にメルマガを発行し続けてきたので、『メルマガ原稿が間に合わないので今日は失礼させていただく』といった方法をとっていますが、コンサルタント仲間の多くは『資格取得試験の勉強』という言い訳を使っていますね」(岡田氏)

メルマガや資格取得に限らず、音楽、スポーツ、勉強会の運営、ボランティアをはじめ、何か打ち込むものをつくっておけば、いざという時の言い訳に使えるし、ウソにもならない。頻度が低ければ、「架空の用事」で断ることもできるが、何度も断るのであれば、こうした習い事や自己啓発を理由にして、断った方がいいだろう。

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