新入社員に伝えたい「飲み会の上手な断り方」

避けたいなら「飲まないキャラ」確立を目指す

「だからといってやみくもに断るのではなく、宴席の場に出ることのメリットを考えてみましょう。たとえば、別の部署の先輩や普段は口をきく機会の少ない上司などが参加していれば、新しいチャンスが広がるかもしれません。新たな出会いや可能性を考える。誘いをお断りするのはそれからでも遅くはありません」(伊東氏)

それでは、どうやって断ればいいのだろうか。

「断り方が分からない」「断ることは失礼かもしれない」「断ったら上司や先輩の印象が悪くなるかもしれない」……。そうした理由で、いやいやながら出席する人も少なくない。それは自分にとっても相手にとってもよくないことだ。そうした人は、まず、「断ることは決して悪いことではない」という認識に改めるとよい。

断り方には「方程式」がある。この形をしっかり覚えれば、スムーズに断れるようになる。それは(1)声をかけてくれたことへの謝意、(2)参加できない理由、(3)お詫びの言葉、だ。

(1)まずは、「お声をかけてくださってありがとうございます」「お誘いくださってありがとうございます」と言って、誘ってくれたことに対する感謝の気持ちを伝える。

(2)次は参加できない理由だ。ポイントは相手が納得できる理由を言うこと。「先約がある」「体調がすぐれない」「用事がある」「資格取得のための勉強をしている」などが典型だろう。

(3)そして最後が、「残念ですが」「大変申し訳ありませんが」「心苦しいのですが」といった相手に対するお詫びの言葉で結ぶ。これが、断り方の方程式で、メールのときでも、口頭のときでもどちらでも使える。

お誘いへの謝意を入れ、理由を述べて断る

難しいのが「断る理由」だ。

もちろん先約がある場合は、「先約がある」と、そのまま伝えればいい。「約束を守ることは、ビジネスの基本。先約を優先させるのは、その人の信頼性にもつながります」(伊東氏)。たとえば取引先の場合。先約の内容までは言わなくてもいいが、可能であれば、「この頃なら空いている」というように、次回につながる一言を加えておいた方がいい。

「家庭の事情」をあげるのも悪くない。家庭を大事にしてこそいい仕事ができるといった考え方が広がっているからだ。たとえば「その日は両親とレストランでご飯を食べる予約している」、当日の誘いなら「今日は家でご飯の用意がある」といったように、家庭を絡めた理由であれば、誰でも納得しやすい。

一方、こんな断り方をする若手への評価は芳しくないようだ。

「『会場どこですか? あっ、そこ昨日行ったからやめときます』『女子の参加者はいないんですか? 女子がいる時に誘ってください』。気持ちが良いほど、自分都合でびっくりした」(運輸業勤務・43歳)

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