テスラがこの段階で社員を9%削減する事情 経営構造簡素化の一環
電気自動車メーカーのテスラは、モデル3セダンの生産増計画に影響を与えることなく、コスト削減と黒字化を果たすことを狙っている。数千人規模の人員削減を行うことを明らかにしたのは、そのための施策だ。
イーロン・マスク最高経営責任者 (CEO) は6月12日、従業員宛ての電子メールで、人員削減はテスラが5月に約束した経営構造簡素化の一環だと伝えた。
「この取り組みの一環として、コスト削減と黒字化のため、従業員の約9%を削減するという難しい決断をした」
「社全体として人員削減を行うが、生産部門の社員は削減の対象には含まないため、今後数カ月でモデル3の生産目標を達成するための生産能力には影響はない」
週間生産目標5000台は不変
テスラは、最初の生産上の問題に直面した後、モデル3セダンの週間生産目標を5000台にすることを試みてきている。先週マスク氏は6月末までに目標を達成すべきだと述べた。
テスラの株価は7%上昇し、3.6%上昇して344.18ドルとなった。
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