「仕事のできない上司」を出世させるべき理由

足を引っ張る人たちからどう逃げるべきか

そして仕事の遅い人は緊急性の低い補助的な仕事をしてもらうか、クオリティが求められる仕事をアサインします。流れでいえば最下流ですが、スピードが速い人は仕事が粗っぽいこともあるので、そこをブラッシュアップする作業には向いているのです。ただし、間違っても仕事の遅い人をハブ的なポジションにつけることはありません。ハブで仕事が滞れば全体が遅くなります。

付き合う企業も、納期や仕様が変動的な案件でも確実に対応してくれる下請企業とか、融資の審査が早い金融機関・投資機関とか、「社にいったん持ち帰ります」と言わない営業担当などを必然的に選んでしまいます。

仕事の遅い会社と手を組んでしまうと、それだけでプロジェクト全体のスピードが遅くなってしまいますし、そもそも仕事の速い企業のほうがこれからの時代は確実に生き残る確率が高いので、長期に渡って関係性を維持できるということもいえるでしょう。

あくまでも一般論ですが、外資系との競争で日々もまれているような産業は仕事が全体的に速いと感じます。逆に既得権益で守られてきているような産業は、意思決定も実行力も少しのんびりしている企業が多いかもしれません。

いかに止まらないか

仕事のスピードというのは単純に速くすることも大事ですが、いかに止まらないかも大事です。そして、パートナー次第でつねに走っていられるかどうかが変わってきます。

サッカーでたとえれば、わかりやすいでしょう。速攻攻撃をかけたいときにドリブルをするわけでも気の利いたパスをするわけでもない選手にボールをパスしたら、うまくいくわけがありません。ボールがつねに動いているように、パスを出したらワンタッチでパスを返してくれる選手を選ぶでしょう。

仕事がチームワークで成り立つかぎり、チームメンバーの人選は本当に重要なのです。

仕事が遅い人が混じると、それまで陸を快走できていたのにいきなり水の中を走るような減速を見せるものです。まるでスローモーションの世界。そういう足かせとなる人が組織の中に散らばっていて、会議で決められなく、決裁が遅く、さらに実行フェーズで足を引っ張る人がいるという負の掛け算になってくると、圧倒的にムダが拡散し、すべてがそこで止まってしまうのです。

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