なぜ永谷園はビアードパパを買うのか

「味ひとすじ」の永谷園が100億円の買収に打って出た

傘下に入れる麦の穂HDでは、シュークリームの「ビアードパパ」を主力とする菓子の製造小売りのほか、「古式讃岐うどん~温や~」などレストラン事業も手がける。これらを海外で積極的に展開しているのが特徴だ。

和の永谷園とシュークリームはどう融合するのか

全ブランドの店舗数は412店(13年9月末)、そのうち海外店舗が202店(フランチャイズ189店、直営13店)を占める。海外店のほとんどが「ビアードパパ」で展開している。

01年に香港に海外進出1号店を出して以来、韓国、台湾、米国のほかに、エルサルバドル、サウジアラビア、ブルネイなどでも店を構える。直近の業績は売上高83億円、営業利益6.9億円(2013年2月期)と増収増益だった。

買収で海外展開拡大の足がかりに

これまで永谷園では米国でテイクアウトのすし事業、中国では製麺事業を手がけてきた。ただ、そうした売り上げをすべて足し合わせても10億円に満たず、積極的に展開をしてきたわけではない。「(主力商品である)お茶漬けのりやみそ汁を食べる文化が海外にはない。そのため過大な投資はしてこなかった」(掛谷氏)という理由からだ。

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