実際、これまで「カイエンSEハイブリッド」や「パナメーラSEハイブリッド」、919ハイブリッドなどで電動化に取り組んできた。現在はパナメーラの4モデルと、欧州ですでに発売が開始されているカイエンの1モデルを含めると、すでに5モデルの電動車を市場投入済みだ。これを2025年までに、全モデルラインナップのうち、50%をプラグインハイブリッド(PHV)と「ミッションE」などのEVとすることを目標に掲げている。
急速な電動シフトは顧客離れのリスクもあるが、足元では戦略が奏功している。欧州で2018年第1四半期に販売されたパナメーラのうち、PHVモデルは実に60%以上を占有。「パナメーラが属するセグメントでは大変特異な現象だ。退屈と誤解されがちなPHVモデルだが、相反する複数の要素を併せ持つというポルシェの哲学にかかれば、エコとパフォーマンスの2面性を持つ魅力的な機能として生まれ変わる」(七五三木社長)。
ポルシェの業績は絶好調
ポルシェは現在、独フォルクスワーゲン(VW)グループの一角を占める。VWグループは2018年にグループ再編を行い、「VW」や「シュコダ」などのボリュームゾーン、「アウディ」が属するプレミアムブランド、さらに最上位のスーパープレミアムブランドに分けて役割を明確化した。「ポルシェ」は「ランボルギーニ」などともに、スーパープレミアムブランドに位置づけられる。
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