だからこそ、良い評価を残すことができれば、内定につながる可能性は高くなる。ただ、1Dayインターンシップなどに比べて受け入れ人数が極端に少ないため、エントリーの段階でしっかりとした企業研究が必要になる。
参加ハードルは高いものの、得るものも多いのは間違いないので、興味がある業界や関心のあるプログラムを提供している会社を探して、ぜひ複数社応募してみよう。
スケジュールが空いた日を中心に、比較的参加しやすい会社説明会型や、1Dayのプロジェクト型・仕事体験型のインターンシップに参加するのがいいだろう。会社説明会型は採用に直結することは少ないかもしれないが、インターンシップ参加の有無は記録されており、選考を受ける際に確認している会社がほとんどだ。
1Day型のプログラムは、志望業界にとらわれず、いろいろな業界・企業のプログラムに参加してみることをお勧めする。オフィスの中や工場などの施設は、たいていの場合一般公開していないため、就活が終われば入ることはまず不可能だ。自分の知見を広げる目的で参加するのも良いだろう。まだ時間がある3年生の夏休み時期だからこそ、「インターンシップから内定を得る」という考えを度外視して、なるべくたくさんの業界・企業をまわって、本選考の志望先を考える材料にするべきだ。
多くのインターンシップに行くのがいい
明確な志望業界があるのなら、その業界内でいくつかの会社のインターンシップをまわってみよう。社内の雰囲気を確認するのはもちろん、対応してくれた社員との相性や対応などを比較検討して、どの企業が自分に向いていくのかを見ていく。
一見、似たよう商品やサービスを提供しているように見えても、社風が大きく異なるケースは多い。来年の3月から始めたのではこうした雰囲気をつかむのは難しい。ミスマッチを防ぐためにも、早めに相性が合うのか、確かめておいた方がいいだろう。
学生の中には、とにかく早く、たくさんエントリーしなければと、焦りを感じる人も多いかもしれない。しかし、夏のインターンシップ開催企業が増えているといっても、これから数次にわたって追加のプログラムが開催されるし、秋や冬のインターンシップの開催数も増加している。
また、インターンシップで採用しているからといって、本選考をしない会社はない。むしろ選考の機会が増えたこのタイミングに、会社の知名度だけに頼らず、なるべく多くの会社、多くの種類のインターンシップに参加して、肌で感じたことをもとに志望企業を決めていくことが大切だ。
仕事内容はもちろんのこと、どんな働き方をしたいのか、どんな人と働きたいのか、ひいてはどんな人生を送りたいのか。インターンシップで実際に目にした会社の姿をもとに、時間をかけて考え、決めていくことが最終的な就活満足度を高めることになる。
インターンシップは、スタートではあるが終わりではない。会社を見比べ、インターンを「調べて行く」「選んで行く」ことで、後悔のない会社選びを進めてほしい。
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