「宮古島トライアスロン」知られざる経済効果

毎年4月に開催、34回目を迎えた鉄人レース

優勝したのはニュージーランドのキャメロン・ブラウン選手(筆者撮影)

4月22日、沖縄県宮古島市の与那覇前浜ビーチで「全日本トライアスロン宮古島大会」が開催された。今年で34回を数える鉄人レースは日本全国のみならず海外からのプロ選手も参加する一大スポーツイベントだ。その数は、総勢1572名。ほとんどが島外からやってくるので、宿泊施設や飲食店への経済効果は大きい。

世界レベルの選手とアマチュアが一緒に競技ができる

朝日が選手を照らす。気温23.4度、南東の風2.8m。下地敏彦市長の号砲で一斉に海へと走る。毎年恒例の鉄人レースが始まった。

アイアンマンと呼ばれるこのレースは、スイム3キロメートル、バイク157キロメートル、ラン42.195キロメートル、総距離202.195キロという道のりを制限時間13時間30分で完走しなければならない。

レースがスタートすると一斉に選手たちは海に飛び込んでいった(筆者撮影)

冷たいが海面は静かだ。1.5キロメートルのスイムコースを2周する間に、トップは後方を抜き去る。

浜に上がってくると、すぐにバイクへと移る。自転車は、来間大橋、池間大橋、伊良部大橋を通る。綺麗な海と空を眺めながらのバイクは、選手たちも嬉しいという。最後はフルマラソン。沿道の応援を力に最後の力を振り絞る。

優勝者はニュージーランドのレジェンドのキャメロン・ブラウン(45歳)だった。7時間52分6秒で二連覇を果たした。その他の結果は、2位戸原開人(神奈川)、3位サイモン・ヤン(ドイツ)だった。

女子の1位は鷲津奈緒美(神奈川)で2連覇を果たした。2位はジュリア・マイ(ドイツ)、3位は西岡真紀(和歌山)だった。

スイムに続くバイクで疾走する選手たち(筆者撮影)

このトライアスロンには、海外のプロ選手も出場する。プロと同じ時間にスタートができ、一緒に走ることができる大会はあまりない。

40代の男性は、「プロとアマの選手が一緒に走れるトライアスロンレースは珍しい。だから毎回出たいんです」と言う。この点も参加者が増えている要因だろう。応募数は3000以上、そのうち半分しか参加権利は与えられない。

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