日経平均は3カ月ぶり高値、「アク抜け感」も 

14日以降も「出遅れ銘柄」の値戻しが続くか

 5月11日、東京株式市場で日経平均は続伸した。終値で2月2日以来、約3カ月ぶりの高値水準を回復した。写真は東京証券取引所で2016年1月撮影(2018年 ロイター/Yuya Shino)

[東京 11日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は続伸した。終値で2月2日以来、約3カ月ぶりの高値水準を回復した。米利上げペースの加速を巡る懸念が後退し、前日の米国株が上昇した流れを引き継いでハイテク・半導体関連を中心に主力大型株への買いが目立った。

これまで国内企業のガイダンスリスクが過度に織り込まれていた面もあり、決算発表のピークを迎えて全体的にアク抜け感も出た。

TOPIXは前日比0.98%高で取引を終了。東証1部の売買代金は2兆9302億円だった。セクター別では精密機器が上昇率トップ。パルプ・紙、機械、電気機器、建設、情報・通信も上げが目立った。一方、鉱業、石油・石炭製品、ゴム製品、繊維などが下落率上位に入った。

朝方の5月限オプションSQ(特別清算指数)算出を無難に通過したことで、投資家がリスクを取りやすくなった面もあるとみられている。日経平均は、朝方に抵抗線となっていた2万2500円の節目を上抜け、テクニカルで動く短期筋の仕掛け的な買いが入った。午後にかけては、きょうも企業決算の発表が複数あり、決算をにらんだ短期売買が継続した。

決算シーズン終盤となることで、材料不足になってくるとの見方もあるが、「割安感のある銘柄も多く、出遅れ修正の動きが見込まれる」(証券ジャパン・調査情報部長の大谷正之氏)との声も聞かれた。

個別銘柄では、河合楽器製作所<7952.T>がストップ高となった。2019年3月期の連結純利益が前年比7.6%増との予想を10日に発表したことが好感された。18年3月期の連結純利益は前年比19.6%増。中国や北米でピアノ全体の販売が増加したほか、素材加工事業で半導体関連部品や自動車関連部品の受注が増加した。

一方、クックパッド<2193.T>が大幅続落となった。2018年1─3月期の連結純利益(国際会計基準)が前年同期比80.3%減だったと10日発表したことが嫌気された。国内の会員事業と広告事業の売上収益が減少したことに加え、人員強化に伴って人件費や業務委託費が増加した。

東証1部の騰落数は、値上がり1325銘柄に対し、値下がりが696銘柄、変わらずが62銘柄だった。

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