フェラーリ「F12」に乗ってみた!! 最強スポーツカーで体験した「異次元の走り」

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F12の試乗に同乗してくれたコーンズのセールス担当者に言わせると、「今のフェラーリは普通に市街地でも走れますし、そのままサーキットに持ち込んでスポーツ走行も楽しめます」。この言葉にウソはない。こんな乗り心地の車が手に届く価格だったら欲しい。というか、マンションが買えるような価格の車だからこそ、この乗り味が実現できるというほうが正解かもしれない。

余談だが、条件がそろえば交差点などで信号待ちをしているときに、自動でエンジンが止まるアイドリングストップ機能なども付いている。足回りの乗り味を好みで選択できる機能をはじめ、ハイテクな要素も満載だ。

白やシルバーも人気

フェラーリのビジネス的要素に少し触れると、フェラーリと言えばボディカラーは赤の人気が圧倒的かと思いきや、白やシルバーなどを選ぶユーザーも少なくないようだ。F12は完全な2シータ-スポーツカーだが、「FF」のような4人乗りモデルもあるのは、一般ユーザーには意外な話かもしれない。コーンズでは新車販売時に一定期間経過後の下取り額を考慮するローンプログラムや、リースプログラムをそろえて客層の拡大を図っている。

シートの素材や色も選べる

フェラーリは内外装の色や素材などを、顧客好みの仕様に細かく設定できる。コーンズ フェラーリ東京ショールームには、コンピュータグラフィックス(CG)で再現しながら、実際の仕様を決めていくスペースや、ギャラリーのようにフェラーリ関連の本や写真が飾られたラウンジなどもある。

「誰もが知る存在ながら、実態を知る人はほとんどいない」。これが日本に住む一般の人がフェラーリに抱いているイメージだろう。いくらメディア関係者といっても自動車ジャーナリストでもない、一介の経済記者にとっても、フェラーリの運転は初めてで、こんな機会はもう二度とないかもしれない。

フェラーリは価格を考えれば、市販車では世界最高峰。自動車の最新技術が結集された存在でもあるワケだ。たった30分の試乗だったが、本当に実りある体験をしたというのが感想だ。「宝くじに高額当選したら、買いたい」。記者の妄想も、ますます膨らんだ。

武政 秀明
たけまさ ひであき / Hideaki Takemasa

1998年関西大学総合情報学部卒。国産大手自動車系ディーラーのセールスマン、新聞記者を経て、2005年東洋経済新報社に入社。2010年4月から東洋経済オンライン編集部。東洋経済オンライン副編集長を経て、2018年12月から東洋経済オンライン編集長。2020年5月、過去最高となる月間3億0457万PVを記録。2020年10月から2023年3月まで東洋経済オンライン編集部長。趣味はランニング。フルマラソンのベストタイムは2時間49分11秒(2012年勝田全国マラソン)。

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