日経平均は大幅続伸、一時は400円超上昇

貿易摩擦懸念が後退、相場の底入れ期待も

 4月5日、東京株式市場で日経平均は大幅続伸した。終値は3月16日以来、約3週間ぶりの高値を付けた。米中貿易摩擦を巡る過度な懸念が後退し、前日の米国株が上昇。写真は都内で2月撮影(2018年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 5日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は大幅続伸した。終値は3月16日以来、約3週間ぶりの高値を付けた。米中貿易摩擦を巡る過度な懸念が後退し、前日の米国株が上昇。外為市場ではドル/円<JPY=>が106円台後半まで円安に振れ、日本株には朝方から買い戻しが先行した。テクニカル的な抵抗線とみられた25日移動平均線(2万1398円06銭=5日終値)を上回ったことで相場の底入れ期待も高まった。米株先物高をにらんで上げ幅は一時400円を超えたが、高値圏では戻り待ちの売りも出た。

TOPIXは前日比1.08%高で取引を終了。東証1部の売買代金は2兆6536億円だった。セクター別では精密機器が上昇率トップ。不動産、銀行、陸運、食料品など内需系セクターの上昇も目立った。下落したのは鉄鋼、非鉄金属、海運などの景気敏感セクターだった。市場では「海外投資家が買い転換したとの思惑もあって大幅高となったが、本格的に資金が流入するのは3月期の決算内容を見た後だろう」(日本アジア証券エクイティストラテジストの清水三津雄氏)との声が出ていた。

個別銘柄では、キッコーマン<2801.T>が続伸。中国政府が米国への対抗措置として大豆など106品目の米製品に25%の追加関税を課すと発表し、シカゴの穀物市場で大豆が下落。しょうゆ最大手の同社に対しては、原材料価格の低下による利益面での好影響を思惑視した買いが入った。半面、マクロミル<3978.T>が大幅続落。同社は4日、筆頭株主の「べイン・キャピタル・スティング・ホンコン」が、保有するマクロミル株全てを10日付で売却すると発表した。株式の需給悪化を懸念した売りが出た。

東証1部の騰落数は、値上がり1327銘柄に対し、値下がりが677銘柄、変わらずが77銘柄だった。

日経平均<.N225>

終値      21645.42 +325.87

寄り付き    21541.18

安値/高値   21462.1─21737.66

 

TOPIX<.TOPX>

終値       1724.61 +18.48

寄り付き     1719.81

安値/高値    1711.94─1732.32

 

東証出来高(万株) 154778

東証売買代金(億円) 26536.07

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