日経平均3日ぶり反落、先物売りで安値引け

東証1部の売買代金は2兆円割れ、今年最低

 4月2日、東京株式市場で日経平均は3日ぶりに反落。小安く始まった後に切り返し、後場に一時143円高まで上げ幅を拡大した。だが米株価指数先物の下落が重しとなり、日本株は大引け前に先物主導で売られ下げ転換。安値引けとなった。写真は東京証券取引所で2月撮影(2018年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 2日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は3日ぶりに反落。小安く始まった後に切り返し、後場に一時143円高まで上げ幅を拡大した。だが米株価指数先物の下落が重しとなり、日本株は大引け前に先物主導で売られ下げ転換。安値引けとなった。海外投資家の参加は限られ、東証1部の売買代金は2兆円割れ、出来高は10億株を下回り、ともに今年最低となった。

日経平均の月初安は2カ月連続。TOPIXは前週末比0.44%安となった。セクター別ではその他製品、空運、電気・ガスなど5セクターが上昇。パルプ・紙、不動産、精密機器が下落率上位に入った。

寄り前発表の3月日銀短観は、大企業・製造業の業況判断DIが8四半期ぶりに悪化した。2018年度の想定為替レート(大企業・製造業)は1ドル109円66銭と、実勢よりも3円程度、円安方向に乖離。18年度計画の経常利益(同)は前年度比3.2%減となったが、「全体的に設備投資計画には強さもみられる」(国内証券)との声もあり、相場へのネガティブな影響は限定的となった。

前週末の欧米市場はグッドフライデーで休場。欧州市場はイースターマンデーのきょうも休場となる。海外投資家が不在の中で、指数は方向感なく狭いレンジでもみあいを続けたが、後場に崩れた。

松井証券・シニアマーケットアナリストの窪田朋一郎氏は「月初はもともと積立投資の資金が入りやすいが、海外勢の売りを受け止められるような規模ではない。国内勢の買いだけだと弱々しい」と話す。

個別銘柄では、関西電力<9503.T>が大幅高。共同通信によると、大阪府に住む女性が関電高浜原発3、4号機(福井県高浜町)の運転差し止めを求めた仮処分について、大阪地裁は30日、申し立てを却下する決定をした。稼働停止の懸念が後退したと受け止めた買いが入った。

半面、Hamee<3134.T>が急落。同社は30日、同社社長などによる80万株の株式売出しとオーバーアロットメントによる12万株上限の売出しを決議したと発表した。浮動株の増加に伴う需給悪化を懸念した売りが出た。

東証1部の騰落数は、値上がり653銘柄に対し、値下がりが1346銘柄、変わらずが80銘柄だった。

日経平均<.N225>

終値     21388.58-65.72

寄り付き   21441.57

安値/高値  21388.58─21597.47

 

TOPIX<.TOPX>

終値       1708.78 -7.52

寄り付き     1716.32

安値/高値    1708.78─1723.82

 

東証出来高(万株) 95673

東証売買代金(億円) 16740.30

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