200社の中でなぜランサーズは首位なのか

crowdが300万円稼ぐクラウドソーシングという世界

ランサーズの秋好陽介社長

本当は早起きも満員電車も大嫌い。でも、安定的に食べていくために会社勤めをしている――そんな我慢をしている人にとって、「クラウドソーシング」の広がりは朗報かもしれない。

クラウドソーシングは、インターネットを通じて、企業の仕事を全国各地の個人(群集、クラウド=crowd)に仲介するサービスだ。クラウドといえば、作成したデータをパソコン等の端末ではなく、雲(=cloud)のようにネット上で保存できる仕組みを想起しがちだが、そちらの意味ではない。

求められる仕事は、ロゴのデザインのような専門技能を要するものから、記事作成、データ入力まで多岐に渡る。その中から、個人は好きな仕事を選ぶことができる。しかも、企業と個人はネット上でやり取りするので、実際に依頼主と会う必要はなく、匿名でも問題ない。パソコンとネット環境さえあれば、自分の家でも海外でも、好きな時に好きなだけ働けるのだ。

2013年のクラウドソーシングの市場規模は12年比3.3倍の246億円が見込まれ、2017年度には1474億円まで拡大する見通しだ(矢野経済研究所調べ、仕事依頼金額ベース)。

5年間で約200社が参入する有望市場に

秋好陽介社長が率いるランサーズは、日本におけるクラウドソーシングのパイオニアである。ランサーズが2008年12月にサービスを開始して以来、市場は右肩上がりに成長。ヤフー(サービス名:ヤフークラウドソーシング)や人材サービス大手のパソナ(同:Job-Hub)を含め、5年間で約200社が参入した。

その中で、ランサーズは仕事を求めて登録した会員数18万人、取引累計額100億円を超え、業界で圧倒的なトップを走っている。

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