200社の中でなぜランサーズは首位なのか crowdが300万円稼ぐクラウドソーシングという世界

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ランサーズの18万人の会員のうち、ランサーズだけで生活していけるレベルの年収300万円以上を稼いでいるのは150人。秋好社長は「(ランサーズの収入が)300万~500万円の人を2017年までに1万人に引き上げたい。そのために、時給3000~4000円クラスの仕事ができるように、会員の育成に力を入れていく」と話す。

地方にある潜在需要を次々発掘

ランサーズは地方におけるクラウドソーシングの需要発掘にも熱心に取り組んでいる。最近は47都道府県すべてを巡回するイベントを始めた。

イベントでは現地で活躍しているランサーズ会員に、経験に基づいてフリーランスでの働き方について語ってもらったり、フリーランスにとって便利な会計ソフトなど、一人で働くための便利ツールを紹介したりしている。

「毎回、主婦や、内職を求めている人、就職活動中の学生、弁護士など50人前後が集まっている」(ビジネス開発部マネージャーの山口豪志氏)。

同社はフリーランスで働く個人向けの税務・法務のサポートや福利厚生も充実させてきた。待遇面において、「会社勤め」と「フリーランス」の差は縮まっているという。

組織の寿命がどんどん短くなっている現代、正社員が減ってクラウドソーシングが普通の働き方になるのも、そう遠い話ではないかもしれない。

長谷川 愛 東洋経済 記者
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