お金持ちに一歩でも近づくための3つの法則 日本人は下手だが超富裕層は皆がやっている
ましてや、給料の交渉をする人はあまりいないでしょう。
アメリカ企業では賃金の交渉をするのは当たり前です。大企業の場合は社内公募が行われていることもあり、希望のポジションを受けることも可能です。シンガポールにいるインド系や中華系の会社員の多くは、米国を中心とした欧米企業、その中でも賃金が高い投資銀行で働いています。
シンガポールの投資銀行なら新人でも年収1000万円
たとえばシンガポールにある投資銀行の平均年収はウェブサイトでも簡単に見られます。もちろん、年収が高い業種ではありますが、営業職の場合、新入社員でも1000万円前後、一人前になったら2000万円前後、責任者になったら3000万円程度、部長クラスだと5000万~6000万円前後です。
実際、彼らは最も効率よくおカネを稼ぐことができる会社やポジションを最初から選別しています。MBA(経営学修士)を出た人の就職先として外資金融やコンサルタントがよく選ばれますが、学費の借金を効率的に返す就職先の1つとして、認知されています。筆者も同業界にいましたが、「交渉」や「社内政治」を活用して上のポジションに行けるように努力をするのは当たり前の世界でした。数年でやめる人も多いのですが、それでも働いた期間は貯めることができるのでやりたいことが見つからない人が当面の間働くには悪くはない選択肢でしょう。
また、シンガポールの労働市場は日本のように硬直的ではないので転職もしやすく、新卒で希望の会社に入れなくても、転職での挽回が可能です。30代で業種を変えた転職をしている人も多く、「商社から金融」などといった、「業界を超えた転職」もあまり珍しくありません。
そもそも日本の会社員は「先進国一勉強をしない」と言われています。私事で恐縮ですが、夫は現在、シンガポール大学のエクゼクティブMBAコースで学んでいます。ここには、世界中の経営者や会社員が、忙しい仕事の合間を縫って、受講をしています。ちょっとした時間を見つけて大学院で学び直したり読書をしたりするのは、世界のビジネスマンにとっては当たり前なのです。
たとえば、交流会に参加したときにシンガポール在住の金融機関の外国人から「リンクトイン教えて!」と言われたのですが、「英語で書いて用意しておかなきゃ」と反省をしました。実は至る所にビジネスチャンスはあり、つねに自分をブラッシュアップし、受け入れる体制を整えておくことで、不意に訪れたチャンスに飛びつくことができる場合もあるのです。
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