女性の育児や仕事など、女性の問題ばかりが取り上げられるこのご時世。
しかし、男だって「男ならでは」の問題を抱えて生きづらさを感じています。男が悩むのは“女々しい”!? そんなことはありません。男性学研究の精鋭、田中俊之先生がお答えします。
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■今回の相談
高校生です。クラスにとても仲の良い男子A君がいます。とても仲がいいのでしょっちゅう手をつないだり抱き合ったり、俗に言う「イチャイチャ」をしてお互いに楽しい学校生活を送っています。
私たちはお互いに「友だち」という意味でイチャイチャしているのですが、どうやら周囲の人からは同性愛者なのではないかとうわさされてしまい、冷ややかな視線を浴びることもしばしばあります。「友だち」という意味でイチャイチャしてる証拠に、A君には彼女がいて、私には好意を寄せている女性がいます。たまに好きな女優の話もするので、私たちは世間がイメージするような男子高校生だと思います(何が言いたいかというと私たちは同性愛者ではないのですが、別に同性愛そのものを否定しているわけではありません)。
ここで私にとって重要な問題が起こるのですが、私は前述したとおり好きな女性がいて交際に至りたいのですが、なかなかうまくいっていないのが現状です。その理由に単純に私自身になにか問題があるのであれば私自身が直せばいいと思えるのですが、A君とイチャイチャしているということも影響しているかもしれないと考えると残念というか、ガッガリした気持ちになります。
またほかにも問題があって、実は私はタイと日本のハーフであり、周囲の人にも公表しています。タイにはいろんな性の方がいて、知り合いにもいるので普通だと思っているのですが、周囲の人のタイのイメージのひとつにLGBTの人が多いというのがあって、それが私がA君とイチャイチャしていることに合致してしまい、同性愛者という根拠を強めていることがつらいです。
全部自分が気にしなければいい話なので普段は気にしないでいますが、先生の記事を読んで共感とか納得とか、なにより私はなにもおかしくないんだな、と実感しました。悩み相談というより愚痴をこぼすような拙い内容になってしまいましたが、お忙しい中最後まで読んでいただきありがとうございました。
(匿名希望)
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