日経平均は続伸、バブル崩壊後の高値を更新 ドル安円高の進行一服、買い安心感が広がる

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 1月16日、東京株式市場で日経平均は続伸した。為替相場でドル安・円高の進行が一服したことで買い安心感が広がり、前日比で200円超上げた。写真は都内で2015年1月撮影(2018年 ロイター/Yuya Shino)

[東京 16日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は続伸した。為替相場でドル安・円高の進行が一服したことで買い安心感が広がり、前日比で200円超上げた。後場には一時、取引時間中として1991年11月18日以来、約26年2カ月ぶりの高値2万3962円07銭を付け、バブル崩壊後の高値を更新した。

朝方の日経平均は、トヨタ<7203.T>、ファナック<6954.T>など外需株の一角に買いが先行。1月下旬から本格化する企業決算発表を控え、好業績が見込める銘柄を選別物色する動きが出た。その後、ドル/円<JPY=>が110円台後半に持ち直すのを眺めつつ、断続的な先物買いが入った。ファーストリテイリング<9983.T>、ファナック<6954.T>、ソフトバンクグループ<9984.T>の3銘柄の上昇が日経平均を約130円押し上げた。日経平均は終値でも昨年来高値を更新した。

市場では「今期業績予想の上方修正をあらかた織り込む水準は2万4000円あたりと見ている。ただ、日銀による上場投資信託(ETF)買いの支えもあって、大きく売られることもないだろう。目先は2万3000円台を軸にした動きが続き、来期の好業績への思惑が今後強まってくれば2万5000円を目指す流れになるのではないか」(しんきんアセットマネジメント投信の運用部長、藤原直樹氏)との声が聞かれた。

TOPIXは前日比0.55%高。東証1部の売買代金は2兆4307億円だった。セクター別では水産・農林が上昇率トップ。電気機器、情報・通信などがこれに続いた。一方、鉄鋼、海運、空運などがさえなかった。

個別には、2019年3月期の売上高営業利益率について、17年9月に買収した電池事業を除いたベースで今期見通し比1.1ポイント高い15%以上を目指すと一部で報じられた村田製作所<6981.T>や、2017年4―12月期の連結営業利益が前年同期比2割増の250億円弱だったようだと一部で報じられたオービック<4684.T>が大きく上昇した。一方、2017年3─11月期の連結業績で営業利益が前年同期比2.4%減の17億2800万円だったと15日発表したMORESCO<5018.T>が急落した。

東証1部の騰落数は、値上がり972銘柄に対し、値下がりが980銘柄、変わらずが111銘柄だった。

日経平均<.N225>

終値     23951.81 +236.93

寄り付き   23721.17

安値/高値  23701.83─23962.07

 

TOPIX<.TOPX>

終値       1894.25+10.35

寄り付き     1883.87

安値/高値    1882.21─1894.29

 

東証出来高(万株) 131817

東証売買代金(億円) 24307.35

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