自動車メーカーがオートサロンに本腰のワケ 各社が「一般向け」狙いでカスタムカーを強化
マツダは先月発売した「CX-8」の車高やホイールをアレンジした特別仕様車や人気スポーツカーの「ロードスター」をレース向けにカスタマイズした「NR-A」を展示。マツダで用品企画を担当する山岡聖樹アシスタントマネージャーは「こういった場所で展示することで、カスタムの一案を提案している。ロードスター購入者は、こだわりを尽くしたい人も多い。ユーザーの大半が何かしらのパーツをカスタムしているのでは」と話す。
会場では、スマート「フォー・ツー」の特別仕様車や、スズキが先月発売したばかりの「クロスビー」をカスタマイズしたコンセプトカーなど、女性受けの良さそうなかわいらしいカスタムカーも目立った。自動車メーカーが発売直後、あるいは発売間近の新型車でカスタムカーを手掛けるのはここ数年の新しい動きとも言える。
アルパインもカスタムカーを独自開発
オーディオ用品メーカーのアルパインは、各社の主要ミニバンやSUVを買いあげ、独自開発して装備したカスタムカー「アルパインスタイル」を2017年から発表し、好評を得ているという。主力製品であるナビやオーディオ周りのみならずシートやライトなどの内装、エアロパーツ・ホイール・バンパーなどの外装パーツや、リアゲートの自動開閉機能などを、上級グレードではなくても追加できるようにすることが狙いだ。
「ファミリー層の使い勝手を考えた。
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