性的虐待の「口止め強要」、米体操連盟を提訴 秘密保持同意への署名を余儀なくされた

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 12月21日、米国体操連盟(USAG)の元チームドクターによる同国女子代表選手への性的虐待をめぐり、被害を明らかにした五輪金メダリストのマケイラ・マロニーさんは20日、USAGから口止めを強要されたとして提訴した。2012年8月撮影(2017年 ロイター/Brian Snyder)

[21日 ロイター] - 米国体操連盟(USAG)の元チームドクターによる同国女子代表選手への性的虐待をめぐり、被害を明らかにした五輪金メダリストのマケイラ・マロニーさんは20日、USAGから口止めを強要されたとして提訴した。

弁護士がロサンゼルス裁判所に提出した資料によると、マロニーさんは昨年12月に秘密保持同意への署名を余儀なくされたという。マロニーさんは心理学的治療のための費用が必要だったという。

マロニーさんは当時10代だった2009年から13年にかけて、元チームドクターのラリー・ナサー氏に性的虐待を受けたとし、口止め契約の無効と損害を訴えている。USAGはロイターへの電子メールで「秘密保持の提案はマロニーさん側から行われたもの」と反論している。

ウォール・ストリート・ジャーナルによると、USAGは125万ドル(約1億4200万円)を支払った。

ナサー氏は今月、児童ポルノ関連の罪で禁錮60年を言い渡されている。また医療行為と装って女児に性的暴行を加えた疑いに関連した性犯罪行為でも罪を認めており、来年1月に量刑が言い渡される見通し。

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