ではなぜ、DeNAはバンクーバーを選んだのか。中谷氏は「税制のメリットがとても大きい」と指摘する。本記事の前編「日系ゲーム企業、バンクーバーに集う」でも触れた通り、BC州には常設事業所を持つデジタルメディア関連企業が支出する人件費のうち、17.5%を税額から控除される仕組みがある。現在バンクーバーオフィスには80人規模の従業員がおり、今後も増加が見込まれるため、こうした収益面のメリットは少なくない。
さらに中谷氏は「人材の質の高さ」を特徴として上げる。ウェブからネイティブアプリにゲームの提供方法を変えるなら、従来、日本で行ってきた開発ノウハウも変わらざるを得ない。具体的はウェブ型のゲームの場合、携帯画面を下にスクロールする縦長画面でカードを集めるカードバトルというジャンルが人気を博したが、ネイティブアプリゲームでは、一つの画面に収まった軽快な操作性などが求められる。
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