営業職の平均給与でみる営業が強い保険会社

外資系、損保系会社の平均給与が高い

たとえば、トップのプルデンシャル生命は1988年から営業を開始していますが、ライフプランナーの平均勤続年数は9年です。2007年から2016年までの10年間の採用者数4834名に対し、在籍者の増加は1049名です。2位の東京海上日動あんしん生命も1996年開業で、平均在籍年数は約8年です。

国内大手生保などでは、計算上は5年間で全員が入れ替わるくらい、人材の離脱が激しい営業部門にあって、外資系や損保系の会社では、1~2年間、退社しない人が多いことが、単年度や年度末月で算出した平均値を上げる一因になっているのではないか、と推察されるのです。

MDRT会員であるかどうか

参考といえば、トップセールスの世話になりたい人は、営業担当者がMDRT(ミリオンダラー・ラウンド・テーブル)会員であるかどうかを確認する方法もあるかと思います。

一般社団法人MDRT日本会の公式サイトでは、同会について次のように紹介されています。「1927年に発足した Million Dollar Round Table (MDRT) は世界69の国と地域の500社以上で活躍する、62,000名以上(2017年7月現在)の会員を有する、卓越した生命保険と金融サービスの専門家による国際的かつ独立した組織です。(以下略)」

認知度に関しては、一般的ではないかもしれませんが、会員になるためには、一定基準以上の販売実績が求められるので、人並みではない成績を上げている営業担当者が入会していることは間違いありません。

ちなみにMDRT会員が最も多く在籍している保険会社は、プルデンシャル生命です。同社のホームページで確認すると、2016年4月現在、MDRT日本会全会員数は4417名で、うち1043名がプルデンシャル生命のライフプランナーで、日本の生命保険会社の中で19年連続1位とのことです。

なお、MDRTには「会員にならない」という選択肢もあります。たとえば、代理店に勤務していた頃の筆者は、入会基準に達する販売実績を上げた年が複数回ありましたが、入会しませんでした。税理士の紹介で顧問先を回ると、高額契約を容易に獲得できたため、金鉱を見つけた気はしたものの、卓越したサービスなどを提供しているという自覚は持てず、会の定義に違和感があったのです。

ともあれ、筆者は、優秀な成績を上げている営業担当者を通して保険契約を結びたい、と考えるお客様の気持ちはわかるつもりです。

商品説明に納得感があることなどはもちろんのこと、対面販売の場では、人柄なども認められなくては、好成績を維持することは難しいはずだからです。つまり、成績が良いのは人物も良い証拠だ、という受けとめ方があってもおかしくないと思うのです。

保険契約は長期にわたることから、アフターフォローの重要性などを考えると、成績が不安定で、いつまで仕事を続けられるのか怪しい営業担当者では困る、と感じる人もいるに違いありません。

その点、トップセールスの担当者であれば、長きにわたり諸事に対応してもらえるだろうという目論見は間違っていないと思うのです。実際、アフターフォローに関しては、成績優秀な営業担当者であるほど、年々、顧客の数は多くなり、保険金支払い等の機会も増えます。

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