フランス人が驚く日本人の英語への「恐怖感」

社会的なプレッシャーがすごすぎないか

フランス人から見ると、日本人は目立つことへの抵抗感があり、外国人に話しかけるのをためらっている人が多い。実際に、日本人の友人の多くが、外国人を前にすると「英語わからない、どうしよう」などと戸惑い、言い訳をしていた。

その気持ちもわからなくはない。大学時代に中国語の授業を受けたとき、同じようなことをよく感じた。中国語はイントネーションがかなり難しい言語だ。失礼かもしれないが、フランス人にとっては、音によっては、中国語はアヒルの鳴き声のように聞こえる。そのため、クラスメートの前で発音するのは恥ずかしかった。実際、中国人の教師と一緒にクラス全員で発音練習をするとき、クスクスと笑い声が上がっていた。フランス人だって恥ずかしいのだ。

文法よりイントネーションを磨こう

語学とは「外国語を話す」ことで、たくさん話す以外に上達はありえない。特に、私はイントネーションが非常に大事だと思っている。イントネーションとは、アクセントとは異なる、言語のメロディ(つまり声が上がったり下がったりすること)、そしてリズムのことだ。

外国語はイントネーションさえマスターすれば、文法がダメでも、「お、この人上手だ」と格好よく聞こえるものだ。赤ちゃんだって、初めは音を何となく繰り返すことから始まる。ともに英語の発音が下手という悪評を得ている日本人とフランス人は、文法よりもイントネーションを磨くべきではないだろうか。

これは語学に限らないが、「自分には無理だろう」という口癖は最悪のスタートだ。確かに、生まれつきの才能や、小さい頃に受けた教育の影響も多少はあるだろう。しかし、「どうせダメだ」と自分で決めつけなければ、無理なことはないと信じている。米国人の作家のマーク・トウェインは「無知と自信だけあればあなたは間違いなく成功する(All you need in this life is ignorance and confidence, and then success is sure)」という言葉を残している。

語学を学ぶ理由も大切だ。外国人と日常会話をしたいのか。自己紹介さえできたらいいのか。海外に暮らしたいのか。それとも、飲み会で同僚の前で格好をつけたいだけなのか。

趣味であれば、必死になる必要はまったくない。しかし、恋人が外国人なら頑張る気持ちが自然と湧いてくるだろう。外国人とビジネスを立ち上げたいのなら筋トレのように、毎日少し辞書を開いてコツコツと勉強するしかない。とにかく、それぞれのシチュエーションに合った、現実的な目標を考えるのがいい。

重要なのは、自発的に学ぶことであり、楽しむことが何より大切だ。もし、あなたが英語を始めようとしているのに楽しくなくなれば、それは自分の動機を見直すべきときなのかもしれない。

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