みすぼらしいオヤジに見られないための装い 老眼も薄毛も悩まずに楽しめばいい

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横山:TPOですね。勉強になります。男はいろいろとわかっていないところがあるので、女性の言葉に「あ、そうなんだ」と気づかされることばかりです。以前、野宮さんのラジオを聴いていたときに、「グレーのシャツにピンクを合わせるといい」とおっしゃっていて、「よし!」と思って、後日デュエットをするとき、そのスタイルでステージに立ちました。

野宮:こちらのそういう一言を聞いて、「あ、じゃあやってみよう」とやってくださった。しかも私とデュエットするときに取り入れてくださるところが、とてもすてきです。

横山:すてきな女性の意見にはすぐに左右されます(笑)。

野宮:おしゃれかおしゃれじゃないかはさておき、気を使って、ちゃんと装っている人は、好感が持てますよね。たとえば一緒に食事をしましょう、デートをしましょうというときに、その人なりにきちんとしてきてくれると、こちらのことを思ってくれていることが伝わってきて、すごくうれしいです。

老眼問題、薄毛問題は避けて通れない

野宮 真貴(のみや まき)/シンガー、フィトテラピスト(植物療法士)。「ピチカート・ファイヴ」3代目ボーカリストとして、1990年代に一世を風靡した「渋谷系」ムーブメントを国内外で巻き起こし、 音楽・ファッションアイコンとなる。現在、音楽活動に加え、ファッションやヘルス&ビューティのプロデュース、エッセイなど多方面で活躍中。 2017年10月にはアルバム『野宮真貴、ホリデイ渋谷系を歌う。』を発売。また『赤い口紅があればいい』『おしゃれはほどほどでいい』など著書も多数。 11月24日にはブルーノート名古屋でライブも開催。 JINSとコラボした「美人リーディンググラス」も発売中

野宮:剣さんは、ファッションや装いに関して、気をつけていることはありますか?

横山:実践できてはいないんですけど、なるべく清潔感には気をつけたいです。けっこう性格が雑なので、うっかりしがちなんですけど。

野宮:年を取ると、どうしてもお肌がくすんで見えてくるので、清潔感が本当に大事になってきますよね。

横山:加齢臭とか(笑)。

野宮:自分の体もそうですけど、お洋服のメンテナンスも大事になってきます。若い頃は、Tシャツやジーンズが破れていてもパンキッシュでかわいいですけど、大人になると、お洋服のダメージがみすぼらしく見えてしまう。だから本にも書いたんですけど、大人のカジュアルはエレガントカジュアル。Tシャツにもアイロンをかけて着るといいです。

横山:ただのみすぼらしいおじさんになっちゃう(笑)。いろいろと面倒くさいことはあるんですけど、現役でいるためにはやらないといけないので、恥をかくかもしれないですけど、「でもやるんだよ」精神もモットーではあります。仕事であれ、なんであれ。そーそーそーそー。

野宮:老眼問題はどうですか? 老眼鏡って使われます?

横山:使います。CDのクレジットをチェックするときとか。字が小さくて見えないから。

野宮:なかなかすてきなデザインの老眼鏡がなかったので、JINSさんでプロデュースさせてもらったんです。かけるとより美人に見える「美人リーディンググラス」。

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