モー娘は能力、AKBは努力、ももクロは全力 グローバルエリート×スーパーIT灘高生対談2

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2ちゃんねらーとツイッタラーの違い

Tehu: ただ、ボクは運がいいことに、2ちゃんねらーしか敵に回していないんです。ツイッタラーは敵に回していない。

ムーギー: どう違うの? 2ちゃんねらーとツイッタラー。

Tehu: 2ちゃんねらーは、ツイッタラーをバカにしている人が多いんです。「ツイッターはバカ発見器」とか言って、「オレたちは情報強者だからツイッターは使わない」みたいなことを言っている人が多くて、意外に層がわかれている。

ムーギー: 面白いね。2ちゃんねるとツイッターのなかで、目クソ鼻クソの闘いが起こってるわけや。はい、これでまた炎上! どんどん来てや、炎上アクセス。

Tehu: 2ちゃんねるは暇つぶしですよ。というか、完全にやることないからやっている。それに比べると、ツイッターはまだ意識が高いです。何かを得たいと思って人をフォローしているわけだし、いろんな記事を読んで反対の意見に対して噛みつくわけだから。

ムーギー: つまり、君は意識の高い人たちからは支持が高くて、暇な人からは文句言われると、こういうこと?

Tehu: 支持が高いというか、もしかしたら相手にされてないのかもしれないですけど。

ムーギー: そんなん、今さら“いい人”に見せようとかナシナシ。正直に言うてや。「天才」という言葉お断りはなんでや? ここは逃すわけにいかへんで。

Tehu: 今年の春に、グーグル日本法人元会長の村上憲郎さんと『創造力のつくり方』(角川書店)という本を出したんです。そのタイトルも最初は「天才高校生と考える」ってついてたんですよ。たぶん、売れるだろうという編集サイドの狙いで。でも、ボクは売れる売れないにかかわらず、それだけは絶対やめてほしいと言いました。

ムーギー: なんで「天才」は嫌いなわけ?

Tehu: ほんとに単純で、福原愛が昔、同じことを言ってたんですけど、「天才」という一言で片づけられて、「彼女は天才だから」「彼は天才だから」で終わっちゃうわけですよ、何らかの評価が。

ムーギー: つまり、私のがんばっているところ、ちゃんと見てよと。

Tehu: そうなんです。彼女も「天才」って言うなとずっと言っているんです。そこで角川さんが「じゃあ『スーパーIT高校生』、どうですか?」って。

ムーギー: 「スーパーIT高校生」。

がんばって「スーパー」になったかもしれない

Tehu: 営業サイドの方が、どうしても何かつけないとわけわかんないからと。それで『スーパーIT高校生“Tehu”と考える 創造力のつくり方』っていうタイトルになったんです。

今、「東洋経済オンライン」さんの連載でも「スーパーIT高校生」とついていて、ボクもまあ、それくらいならいいかなと。

ムーギー: それは「天才」とほぼ同義で、さらにエッジが効いてるから?

──効いていますね。

Tehu: でも「スーパー」だから、あくまでもがんばって「スーパー」になったかもしれないし。

ムーギー: とにかく「オレを『天才』と呼ぶな」と。で今、何を努力しているの?

Tehu: モノづくりです。

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