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JR東日本の新幹線「一番稼げる」のはどこか 独自試算!JR北海道・東日本の営業係数

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  • 梅原 淳 鉄道ジャーナリスト
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ところで、営業利益を計上した札幌圏内の各路線にも泣き所はある。札沼線桑園―北海道医療大学間28.9kmのうち桑園―八軒間2.2kmとあいの里教育大―北海道医療大学間15.3kmの計17.5km、千歳線59.2kmのうち南千歳―新千歳空港間2.6kmが単線と、旅客輸送密度から見ると他のJR旅客会社や大手民鉄などではまずありえない状況を呈しているのだ。資金面を筆頭に、さまざまな事情で線路の増設が実現しないという事情は理解できるものの、より多くの旅客を獲得できる機会を失っていると考えると、何とも言いようがない。

逆に、1049.6という営業係数が得られた室蘭線沼ノ端―岩見沢間67.0kmのうち、沼ノ端―三川(みかわ)間34.8kmと由仁(ゆに)―栗山間5.1kmとの計39.9kmがかつての石炭輸送路線の名残で複線となっており、過大な設備の維持に苦慮していることを念頭に置くと、苦悩はさらに深まる。

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【新幹線と首都圏で成り立つJR東日本】

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