連立を成立させるだけで数カ月はかかる。なにしろ、保守とリベラル、環境政党の連立なのだ。10月に地方選があるニーダーザクセン州ではAfDが支持を集め、新たな不安要素になっている。
さらに、バイエルン州を拠点とするCDUの姉妹政党、キリスト教社会同盟(CSU)も来年秋に地方選を控える。AfDの足音が迫る中、CSUはメルケル氏の移民政策に批判を強めており、同氏は一段の右旋回を迫られる公算大だ。
連立政権にとって厄介な問題
連立政権にとって、とりわけ厄介な問題になりそうなのがユーロ改革だ。共通予算などをめぐって、FDPと緑の党は対立している。
ドイツの中道政党は持ちこたえたが、合意点を見いだせるかどうかが試されようとしている。
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