iPhone Xが「1000ドル」「超品薄」になる必然 有機ELパネルの供給量が十分ではない
アップルのティム・クックCEOは、2016年3月にこれまでの本社にある通称「タウンホール」と呼ばれる会場を用いた9.7インチiPad ProとiPhone SEを発表したイベントで、「今回のイベントで、タウンホールでの発表は最後になる」として、アップルパークへの移転が間近であることを告げた。
しかしながら、2016年10月にMacBook Proシリーズ刷新の発表を行ったイベントでは、再びタウンホールが用いられ、建設が遅れていることが明らかとなっていた。
前述の通り1000人収容ということで、5000人以上の聴衆を集める世界開発者会議WWDC 2017の基調講演には、Steve Jobs Theaterは用いられなかった。こうした経緯の中で、今回のiPhone発表イベントが、新しいホールの初公開となった。
タッチアンドトライコーナーも併設
アップルパークのドローン撮影映像によると、Steve Jobs Theaterの地上部分は正円のロビーとなっており、ここから地下に降りると、1000人収容のホールとステージ、バックステージなどが広がった構造となっているようだ。
イベント自体はホールで行われることになるが、ホールの地階部分は発表された新製品のタッチアンドトライコーナーが設置されるとみられており、発表会自体をSteve Jobs Theater内だけで完結できる仕組みになっている。
新型iPhoneそのものも注目だが、アップルデザインとしては最大級となるアップルパークがどのような構造になっているのか、どのようにして新しいアップルの雰囲気を演出しているのかにも注目していきたい。
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