千葉県一宮で「波乗り」を始める人たちの素顔 どんな人がサーフィンを始めるのか?
オッサンになってサーフィンを始める人が増えている。まったくの初心者から、学生時代にちょろっとかじった程度の人が再び波の魅力にとりつかれる人も。
どうしてそんなにサーフィンに引き寄せられるのか? 「いい歳」をしてサーフィンに興味を持つのは、ただモテたいとか格好いいとか、そういう表層的な動機であるはずがない。きっと、これからのオッサングッドライフを楽しむヒントがそこにあるはずだ。
日本有数のサーフポイント九十九里浜の最南端にある千葉県一宮町。街ぐるみでサーフライフを推奨するこの街で30年以上もサーフショップを営む店、CHP(カルホルニアハワイプロモーション)。ここで十数年サーフレッスンをレクチャーする岡野さんに「どんな人がサーフィンを始めるのか?」を聞いてみた。
彼が話してくれたのは「誰もが手に届く幸福」をしっかり手に入れた人々のグッドライフストーリーだった。
真のゆとりを手に入れた男たち
CHPのスクールには、まったくの初心者から、家族で体験サーフィンをしにくる人などさまざまな人が訪れる。その中でも最近多いのはカムバック組だ。学生の頃夢中になってやっていた人たちが、20年経って子供も大きくなって生活も落ち着いて「やっぱりサーフィンやりたい!」と一念発起してスクールを訪れる40代も多いという。