「若者のフィットネス離れ」は、こう攻略せよ

サーフィンやVRなど、エクササイズに新潮流

VR(仮想現実)を取り入れたトレーニングも登場。フィットネス業界の競争が過熱している(撮影:梅谷秀司)

「おなかを使って体幹を意識して! Have fun!」、インストラクターの元気な声が飛ぶ――。

銀座・中央通りに面したビルの8階。ここに女性たちがこぞって通うエクササイズスタジオ「Surf Fit Studio 銀座本店」がある。

エクササイズスタジオとは思えない、お洒落な作りになっている(撮影:大澤誠)

入り口にはサーフボードが飾られており、ビーチリゾート風の内装だ。レッスンが行われるスタジオの室温は、米国西海岸をイメージした33度。中にはサーフボード型のトレーニング機器がずらりと並ぶ。ボードの下にはバランスボールが設置されており、不安定な場所でエクササイズを行うのが特徴だ。

ポーズを決めたら「Nice!」

2016年8月にオープンしたSurf Fit Studio 銀座本店は日本初の「サーフエクササイズ」のスタジオだ。同店では、パドリング(水を手でかいて進む)などサーフィンの動きに体幹トレーニングの要素を組み合わせた独自のエクササイズを提供している。ボードの上でバランスを取りながら動くことで、体を引き締め、姿勢を改善する効果が期待できる。受講者の多くは20~30代だ。

サーフエクササイズはインストラクターの指示でポーズを取る。不安定なボードの上で運動するため、さまざまな効果が得られる(撮影:大澤誠)

記者もレッスンを体験した。インストラクターはさまざまな動きやポーズの手本を見せながら、参加者に声をかけていく。ボードは足を乗せると前後左右に揺れるため、陸上では簡単にできる動きも、ボード上で行うのは難しい。それでも何とかポーズを決めると、インストラクターが「Nice!」と大きな声をかけてくれた。

33度の室内で45分のプログラムをこなすと想像以上に汗をかく。消費カロリーは500~700キロカロリーにもなるという。インストラクターのNatsumiさんは「人気の秘密は何といっても楽しさ。一人で黙々とやるとくじけてしまうが、皆と一緒にエクササイズをすれば楽しい。体重や体脂肪が減ったという声もよく聞く」と話す。

ビジターでも受講可能だが、月に4回まで受講できるプラン(税抜き1万1800円)は申し込みが殺到しており、最短でも11月からのスタートになるという。

次ページ空を飛ぶエクササイズ「イカロス」
ビジネスの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • ブックス・レビュー
  • Amazon週間ビジネス・経済書ランキング
  • 「生活定点」で振り返る平成
  • 賃金・生涯給料ランキング
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
衰退か再興か<br>アトキンソンと考える<br>日本の生存戦略

急激な人口減少と高齢化の先に待ち受ける地盤沈下を避け「日本再興」を進めるには、従来の常識にとらわれず新しい発想で問題に取り組むことが必要だ。最低賃金の引き上げを含む3つの生産性向上策を軸に、日本が生き残る道を探った。