東京で食べログ「カレー」の点数が高い街とは どの街が大都市・東京のトップに輝いたのか
筆者は荻窪が上位に入るかと思っていたが、結果は予想とは違っていた。先述したように、荻窪は全国1位に輝く食べログ4点台のお店もあるが、荻窪だけに限ると、いかんせん店の数が少なかったからだ。隣の西荻窪と合わせれば、それなりの店数になる。だから、筆者が行ってきたようなカレーの連食も可能だということなのだろう。
荻窪は戦争で空襲の被害が小さかったことから、昭和の面影を残すレトロな建物が多数残っている。西荻窪には、アンティーク店も多い。そのため、昔ながらの洋食屋の味や特徴あるカレーが、街を訪れる人にはよく合うのかもしれない。
同様のことが、銀座と東銀座にも当てはまる。東銀座には、メディアでも有名な日本最古のインド料理レストランがあるが、この近辺は食べログでは複数のエリアに分割されているために圏内の店舗数が少なく、ランク外になってしまった。
神保町をカレー店数で上回る意外な街
なお、今回行った1200店の集計において、神保町よりも池袋が「カレー」ジャンルに掲載されている店舗数では多かった。いままで、筆者には池袋にカレーのイメージは薄かったので、意外だった。
池袋のカレー店の中で一番多いジャンルは、タイカレー店であった。食べログでカレー全体のジャンル分けは、カレーライス、欧風カレー、インドカレー、タイカレー、スープカレー、カレー(その他)となっていた。この6つのジャンルだけで比較すると、やはりカレーライスが一番多かった。
最近はオリジナルで特徴があるカレー店も出店が増えているためか、カレー(その他)が3位につけている。インド、タイカレー以外にも、東南アジアの国々のカレー店もあるのが、ここに入っているからであろう。
スープカレーが少ないのは、北海道で生まれて東京に来たという経緯と、ほかのメニューがない専門店が多いからで、複数選択をすることがあまりないからだ。
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