お土産の定番「ご当地プリッツ」で人気の味は 江崎グリコがリニューアル、全19種に

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そこで同社では、「ジャイアントプリッツ」の価格を従来の1000円から600円に改定し、個包装の14袋入りに変更。会社用土産として、買いやすく配りやすい仕様にリニューアルしています。また、「和ごころプリッツ」は、デザイン入りの小箱仕様にすることで、友人などへ手渡す際にちょっとした心遣いが伝わるようになっています。

リニューアルのポイントについて説明する入山さん

最後まで飽きずに食べられる工夫

また、中身の方もリニューアルされ、ジャイアントプリッツではスナックに“クープ”という切れ込みが入れられています。このクープは、味の染みこみをよくするとともに、クープ部とそうでない部分の味の濃さに差異が出ることで、最後まで飽きずに食べられるようになっているとのこと。実際に、クープあり/なしの商品を食べ比べてみると、その違いは歴然。クープなしの従来品に比べ、クープありの新商品の方が、芯まで味が染み込んで一層おいしくなっていました。

また、「和ごころプリッツ」は、原材料を一新し、主原料にお米を使用。発酵に工夫を凝らすことで、おかきのようなカリカリした食感を実現しています。こちらは、日本ならではの“和”を感じさせるお土産として、海外観光客向けのインバウンド需要も狙っているとのこと。

開発秘話を語る商品開発研究所ビスケットグループの川村仁美さん
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