北朝鮮、グアム攻撃計画を8月中旬までに策定 「島根県・広島県・高知県の上空を通過」

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 8月10日、北朝鮮は、中距離弾道ミサイル4発を米領グアムに向けて発射する計画を8月中旬までにまとめ、金正恩朝鮮労働党委員長に提示する方針。都内で9日撮影(2017年 ロイター/Issei Kato)

[ソウル 10日 ロイター] - 北朝鮮は、中距離弾道ミサイル4発を米領グアムに向けて発射する計画を8月中旬までにまとめた上で金正恩朝鮮労働党委員長に提示し、実行に移すかどうか委員長の判断を待つ方針だ。国営の朝鮮中央通信(KCNA)が伝えた。

KCNAは「グアムに置かれた主要軍事基地の敵軍を阻止し、米国に重大な警告を送る」ための計画を北朝鮮軍が策定していると伝えた。

KCNAによると、朝鮮人民軍の金絡謙戦略軍司令官は「朝鮮人民軍が発射する『火星12』は日本の島根県、広島県、高知県の上空を通過する」と述べた。

また「1065秒で3356.7キロ飛行し、グアム沖30─40キロの海域に着弾する」とした。

トランプ米大統領は今週、北朝鮮がこれ以上米国を脅かせば「世界がかつて見たことのないような炎と怒りに直面することになる」として北朝鮮をけん制しており、異例の具体性を伴う今回のKCNAの報道は、米朝間のさらなる緊張の高まりを浮き彫りにしている。

トランプ大統領の「炎と怒り」の発言についてKCNAは「全く無意味」とし、「このように理性を欠いた人物との健全な対話は不可能であり、同氏には絶対的な力のみが有効だ」と言明、北朝鮮は米国の言動を引き続き注視すると伝えた。

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