北朝鮮の金委員長「米本土全域が射程入り」 ICBM発射成功と発表

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 7月29日、北朝鮮は大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射実験に成功したと発表し、米本土全域が射程圏内に入ったと主張した。北朝鮮国営の朝鮮中央通信社(KCNA)によると、発射実験は金正恩朝鮮労働党委員長(写真右)が直接指揮した。写真はKCNAが29日公開(2017年 ロイター)

[ソウル/ワシントン 29日 ロイター] - 北朝鮮は29日、大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射実験に成功したと発表し、米本土全域が射程圏内に入ったと主張した。

北朝鮮国営の朝鮮中央通信社(KCNA)によると、発射実験は金正恩朝鮮労働党委員長が直接指揮した。

KCNAによれば、金委員長は発射について、攻撃を試みれば破壊される恐れがあるという「重大な警告を米国に送る」ものだと述べた。また、今回の試験発射で「ICBMの信頼性を再確認し、任意の地域・場所からいつでも奇襲発射できる能力を示すとともに、米本土全域が射程圏内にあることが明確になった」と強調した。

トランプ大統領、中国に失望

トランプ米大統領は「こうした実験や武器を通じて世界に脅威をもたらすことで、北朝鮮は一段と孤立し、経済を弱体化させ、国民の困窮を招いている」とする声明を発表、「米政府は米国の安全保障と地域の同盟国の防衛のために全ての必要な措置を講じる」と言明した。

一方、中国外務省は「国連安全保障理事会の決議や国際社会の願いに反する北朝鮮のミサイル発射行為」に反対するとの声明を発表。「同時に、緊張の高まりが続くことを回避し、地域の平和と安全をともに守るため、全ての関係国が慎重に行動することを望む」と主張した。

トランプ米大統領はツイッターへの投稿で、中国は北朝鮮問題で米国のために「何も」しておらず、「ひどく失望している」と発言、「もはやこうした状況は容認しない」と述べた。

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