日経平均は3日ぶり反落、日経平均2万円割れ 米ナスダックの影響受け、ハイテク株が下落

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 7月28日、東京株式市場で日経平均は3日ぶり反落。終値で節目の2万円を下回った。米国市場でナスダック総合が下落したことを受け値がさハイテク関連株が売られ、全体相場の重しとなった。写真は都内で2015年12月撮影(2017年 ロイター/Yuya Shino)

[東京 28日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は3日ぶり反落。終値で節目の2万円を下回った。米国市場でナスダック総合<.IXIC>が下落したことを受け値がさハイテク関連株が売られ、全体相場の重しとなった。米長期金利は上昇したものの、銀行株などバリュー株への資金シフトも限定的だった。後場は週末を控えた手じまい売りが出たほか、今晩の米国株市場に対する警戒感も高まり、下げ幅を拡大する展開だった。

TOPIXは0.35%安で取引を終えた。東証1部の売買代金は2兆7735億円強と高水準だった。決算発表を受けた個別銘柄の売買が活発化したほか、大引けで指数リバランスに伴う売買も発生した。

東京エレクトロン<8035.T>、SCREENホールディングス<7735.T>、ソフトバンクグループ<9984.T>などテクノロジー系銘柄の下げがきつく、投資家心理を冷ました。日経平均ボラティリティー指数<.JNIV>は一時14.9ポイントまで急伸。7月10日以来の高水準を付けた。市場では「ハイテク株安が相場の足を引っ張った。日経平均は2万円台のチャート上のフシ抜けができなかったため、昨年12月から今年3月のレンジ上限となる1万9500円付近まで調整を入れる可能性がある」(証券ジャパン調査情報部長の大谷正之氏)との声が出ていた。

個別銘柄では日産自動車<7201.T>が反落した。27日発表した2017年4―6月期の減益決算を嫌気した。原材料費の高騰や米国市場での販売費用拡大などが響いた。据え置きとなった通期予想に対する営業利益の進ちょく率が22%と低調だったほか、北米の減益幅が大きかったことも懸念された。半面、オムロン<6645.T>は大幅高。27日に発表した2017年4─6月期の連結業績(米国会計基準)で、営業利益が前年比2.3倍の226億円と好調だった。同時に発表した自社株買いも材料視された。

東証1部の騰落数は、値上がり807銘柄に対し、値下がりが1087銘柄、変わらずが128銘柄だった。

日経平均<.N225>

終値      19959.84 -119.80

寄り付き    20048.46

安値/高値   19926.6─20056.16

 

TOPIX<.TOPX>

終値       1621.22 -5.62

寄り付き     1624.22

安値/高値    1617.62─1625.2

 

東証出来高(万株) 202809

東証売買代金(億円) 27735.14

 

(河口浩一)

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