ドラクエXI、異例の「同時発売」に透ける狙い PS4版と3DS版で二兎を追って二兎とも得る

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PS4版、3DS版の同時開発は、30年の歴史が育んださまざまなドラクエユーザーたちに「私がプレーしたいドラクエ」を選ばせるための戦術だったのである。

過ぎ去りし、30年の時を求めて

ドラクエは今なおRPGの巨頭として立ちつづけている(※画面はすべて開発中のものです。© 2017 ARMOR PROJECT/BIRD STUDIO/SQUARE ENIX All Rights Reserved.)

メインスタッフを変えないという一貫性、老若男女が楽しめるライトで親しみやすいシステム、日本を代表するキャラクターデザイナー鳥山明氏のデザイン……さまざまな要件が重なり合った結果、ドラクエは日本のRPGにおける「ドラえもん」の立ち位置を獲得したといえよう。

漫画やアニメ以上にめまぐるしく変わるゲーム業界で30年間も第一線を張り、愛され続けることは並大抵ではない。「変わらない安心感」と「流行を取り入れるセンス」、そして「共に歩んできたファンへの真摯さ」があったからこそ、ドラクエは今なおRPGの巨頭として立ちつづけている。

くしくも、最新作ドラクエXIのサブタイトルは「過ぎ去りし時を求めて」だ。過ぎ去った時代の遺産であるドット絵、ファミリーコンピュータから始まったゲームの歴史、ドラクエと共に育った世代と、その意志を次ぐ世代……ドラゴンクエストXIは温故知新を体現し、今と昔とを繋ぐ存在として世に放たれたのである。

染宮 愛子 ライター/漫画シナリオ研究家

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そめみや あいこ / Aiko Somemiya

1982年、宮城県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業後、研修会社のコピーライターとして就職。広告宣伝および研修企画に携わり、6年間で会員制クラブの会員を約5倍強にし、数十万単位の高額セミナーを定番商品化させる。また、仕事の傍ら趣味のパロディ小説執筆を続行し300本以上を書きあげる他、アマチュア作家の展示即売会『コミックマーケット』に8年連続出展する。コピーライターの知識、漫画ストーリーの分析力、小説を執筆してきた経験を元に独自の『愛され続けるコンテンツの本質』『時流にのったキャラクター・ストーリーの活用法』を考案。執筆活動及び講演活動を行っている。 公式サイト:http://chimakoro.xii.jp/

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