ドラクエXI、異例の「同時発売」に透ける狙い

PS4版と3DS版で二兎を追って二兎とも得る

PS4版、3DS版の同時開発は、30年の歴史が育んださまざまなドラクエユーザーたちに「私がプレーしたいドラクエ」を選ばせるための戦術だったのである。

過ぎ去りし、30年の時を求めて

ドラクエは今なおRPGの巨頭として立ちつづけている(※画面はすべて開発中のものです。© 2017 ARMOR PROJECT/BIRD STUDIO/SQUARE ENIX All Rights Reserved.)

メインスタッフを変えないという一貫性、老若男女が楽しめるライトで親しみやすいシステム、日本を代表するキャラクターデザイナー鳥山明氏のデザイン……さまざまな要件が重なり合った結果、ドラクエは日本のRPGにおける「ドラえもん」の立ち位置を獲得したといえよう。

漫画やアニメ以上にめまぐるしく変わるゲーム業界で30年間も第一線を張り、愛され続けることは並大抵ではない。「変わらない安心感」と「流行を取り入れるセンス」、そして「共に歩んできたファンへの真摯さ」があったからこそ、ドラクエは今なおRPGの巨頭として立ちつづけている。

くしくも、最新作ドラクエXIのサブタイトルは「過ぎ去りし時を求めて」だ。過ぎ去った時代の遺産であるドット絵、ファミリーコンピュータから始まったゲームの歴史、ドラクエと共に育った世代と、その意志を次ぐ世代……ドラゴンクエストXIは温故知新を体現し、今と昔とを繋ぐ存在として世に放たれたのである。

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カーリング人気萌芽の時代から、平昌五輪での銅メダル獲得まで戦い抜いてきた著者。リーダーとして代表チームを率いつつ、人生の一部としてカーリングを楽しめるにまで至った軌跡や、ママさんカーラーとして子育てで得た学びなどを語る。