無難な仕事人生から「脱ける」ための考え方 はあちゅう氏が自身の経験から語るヒント
「無難な人生から脱する方法」とは?
――読者の若手営業マンに、「無難な人生から脱する方法」をアドバイスいただけますか。
まずは、目の前の課題を突破することを忘れずに仕事をしてほしいと思います。何事も中途半端にしていると、次の場所に行っても、やっぱり向こうの方が良かったかもしれないなどといった迷いが生まれます。迷いがない状態にするには、全力でぶつかるしかありません。環境を問う前に、自分はこの場所で全力を尽くしているのかと自問自答してみてください。
私自身も電通に一生勤めるつもりで入社し、がむしゃらに働きました。もしも、何となくお給料をもらいつつ、環境に文句を言いながら適当に仕事をしていたら、次の場所でも「環境が悪いんだ」と頑張れなかったはずです。だから、皆さんが今いるところが自分の場所なのかどうかを見極めるためにも、本気度は大切です。
あと、今は会社という枠にとらわれずに突出している個人がたくさんいます。そういう意味で、そもそも肩書きが必要ではなくなっている気がするんです。それなのに肩書きばかりに固執してしまうと、仕事の幅を狭めたり、人脈を狭めることになりかねません。自分を形づくる一つ一つの要素は会社であり、肩書きなので、こだわっていいと思いますが、それに引きずられないぞという気概を持って活躍してほしいです。そうした先に、それぞれが自分らしく働き続けられる道が開けていくと思います。
〈取材・文/朝倉真弓 撮影/masaco(CROSSOVER)〉
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