まず搭乗手続き。成田空港に到着し、搭乗手続きをするためプレミアムフルフラットシート専用のレーンに並びました。Webでのチェックインは済ませてあるため、カウンターでは手荷物を預けてチケットを受け取るだけのはずです。
専用レーンが設けられている点は、レガシーキャリアと同様です。エコノミークラスのレーンはレガシーキャリア以上に長蛇の列でした。「プレミアムにしてよかった、すぐに手続きが終わりそう」と思いきや、ここはとても時間がかかりました。なんと、エコノミー・クラス・レーンの行列が次々に短くなっていく中、結果的に1時間近くも待ち、私たちの搭乗手続きはエコノミークラスの人を含めても最後になってしまいました。
その結果、優先搭乗の権利を持っていたにもかかわらず、あまり生かせませんでした。この点は「就航直後の便だったから」ということや「カウンターに出向いたのが1時間半前だった(エアアジアは3時間前を推奨していた)」ことも要因として考えられます。
LCCでもベッドで眠りながら移動する感覚が味わえた
しかし、Webの予約画面や搭乗手続きでは苦労をしましたが、乗り心地はおおむね満足のいくものでした。
確かにほぼ横になることができ、さながらベッドで眠りながら移動する感覚です。貸し出しされる枕やブランケットもキルティング加工された心地よいもので、体に負担をかけず移動するという目的を十分に果たしました。
一方、レガシーキャリアのビジネスクラスとの違いを大きく感じたのは食事でした。
通常のビジネスクラスでは、複数の器に盛り付けられた華やかな食事を楽しむことができます。アルコールを含むドリンクも飲み放題です。しかし、今回の体験では、帰りの便と同じ食事になりました。私が帰りに選んだ食事が、行きに自動で付いてくるものと重複してしまったわけですが、食事のレベル感としては、エコノミークラスのオプションで追加できる食事と同程度ということになります。1つの容器に収められた一般的な機内食でした。
飲み物も、ウエルカムドリンクと食事についてくるソフトドリンクのみのため、さらに必要なら購入しなければなりません。帰りのエコノミークラスではウエルカムドリンクもありませんでした。
また、ビジネスクラスのシートなのに、通常のLCCの座席同様、モニターはありません。座席のモニターで映画を楽しんだり、現在どこを飛んでいるかを確認することもできませんでした。タブレット端末などに、映画などをあらかじめダウンロードして乗り込むと、こうした不満は少し解消できると思います。
バリ島往復では就航キャンペーンという「特別セール」を利用しました。しかし、LCCでは大幅な割引キャンペーンを頻繁に行います。「20%OFF」などは珍しくなく、よく目にします。
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