レコードプレーヤーが静かな復権 USBで懐かしの音をiPodへ


 ネット配信やCDで音楽を楽しむのが主流の今、アナログレコードプレーヤーが静かに復権している。人気の主役はUSB端子搭載機種で、レコードをパソコンやiPodなどに保存できるのが特徴。ソニーが4月発売した「PS‐LX300USB」は、発売直後から数カ月間も品切れするほどで「オーディオ製品では久々の大ヒット」(ソニー)。これを呼び水に、今まで知名度の低かったDJ機器メーカーの同様の製品も好調な売れ行きだという。

従来から似た製品はあったが、音楽編集やパソコンの知識が必要なセミプロ向けが中心で高価格。一方、ソニー製は2万7000円と手頃な価格がウリだ。高級機種と違い、ソニー製は低コストなアルミ合金のため「マニアには少し物足りない音質かもしれない」(ソニー)。だが、付属ソフトを使えばレコード特有のノイズを残して録音できるなど、自分好みの音が簡単に作れる。価格と機能の手軽さが、レコードコレクションを眠らせていたシニア層に受けた。発売時には初回生産量を大きく上回る予約が殺到した。

ソニー製は今も品薄で、店頭に「待望の再入荷」のPOPが張られる。競合品ではiPodを直接接続できる機種や、1万円以下の商品も人気。今夏は懐かしの音を楽しむシニアが増えそうだ。

(杉本りうこ =週刊東洋経済)

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