次期iPhone、新色ゴールドでシェア拡大なるか

目指すは、中国でのユーザー拡大

8月22日、米アップルが新型「iPhone」に新色ゴールドを投入し、金需要が高まる中国でユーザーの新たな獲得を目指すのであれば、必ずしも思い通りに行かない可能性がある。北京で4月撮影(2013年 ロイター/Kim Kyung Hoon)

[北京 22日 ロイター] - 米アップルが新型「iPhone(アイフォーン)」で本体色として新たに用意しているとされるゴールド。同社がゴールドの投入により、金需要が高まる中国でユーザーの新たな獲得を目指すのであれば、必ずしも思い通りに行かない可能性がある。

台湾のサプライチェーン関係筋は、アップルが新型iPhoneの本体色に、これまでの黒と白に加えてゴールドを追加する予定だと話した。このゴールドはシャンパン色とも呼ばれている。アップルからのコメントは得られていない。

中国では金は安全な投資先、またはステータスシンボルとして人気が高く、同国は今年、世界最大の金消費国としてインドを抜く見通し。しかし、北京のアップルストアの顧客は、金と携帯電話が一体となっても、必ずしも魅力が増すとは考えていないようだ。

国営企業に勤務する女性(49)は「ゴールドは高級感があるけれど、少し趣味が悪い」とコメント。広州の小売りバイヤーの女性(22)は「ゴールドは男性向け」だと語るが、銀行幹部の男性(48)は「ブラックの方がいい。一般的に男性はブラックを好む。シャンパン色は格好悪く見えるかもしれない」と述べた。

本体がゴールドの端末は特に新しい発想ではなく、これまでも英企業ゴールド・アンド・カンパニーによって金めっきが施されたiPhoneや「iPad(アイパッド)」、ブラックベリーなどが販売されてきた。また中国・深センの地元ブランドの多くも、金めっきのスマートフォン(多機能携帯電話)を投入をしている。

新色投入効果に疑問

北京のPR会社フライシュマン・ヒラードのJerry Zou氏は、新色の投入は「目新しさと多様性をもたらす」と述べ、この2点は飽きやすい中国消費者の支持を獲得するのに必要な要素だと指摘した。

ただ、28歳の不動産業者は「iPhoneの本体カラーを増やすことは、アップルが消費者の要望に合わせているということを意味する」とした上で、「アップルブランドの価値とユニークさを損なう可能性もある」との述べた。

アップルにとって香港と台湾を含めたグレーターチャイナは2番目に大きい市場だが、4─6月期の売上高は前期から43%減少している。

上海を拠点とする製品デザイナーのブランドン・エドワーズ氏は、「アップルが中国や新興国で抱える主な問題は、新たな顧客層の獲得だ」とし、新色を投入してもこの問題の解決にはならないとの考えを示した。

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