老後に月30万円使うには貯金はいくら必要か

おカネを増やすための「360リスク法」とは?

おカネをしっかり貯めるためには、少しはリスクをとることも必要。「360リスク法」を知れば、「いくらまで損をしても大丈夫か」がわかる(写真:polkadot / PIXTA)

皆さんは、ゼロ金利時代の今、どうやっておカネを増やそうとしていますか。今回のマネー相談は、タイトルのとおり「老後に(もらえる年金なども含めて)月30万円使うには貯金がいくら必要か」を考えつつ、おカネを運用する場合、「リスクの取り方をどうするか」も考えます。ケーススタディの年齢が読者の皆さんと一致していなくても大丈夫ですので、そのまま読み進めてください。

今回、相談に来たのは会社員の工藤恵美子さん(51歳・仮名)。年収は600万円くらいで、独身です。まずは「満期になった養老保険600万円をどうすればいいか」という相談を受けたのですが、話を聞いているうちに、ちょっと心配になってきました。というのも、満期のおカネもさることながら、リスクの取り方が問題だったからです。読者の皆さんの中にも、工藤さんのように、あやふやな考え方をしている方が意外に多いと思います。早速見ていきましょう。

「金融機関に勧められて購入する商品」は要注意

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岩城:満期が来た養老保険600万円をどうすればよいか、でしたね。

工藤:はい。保険会社からは、満期のおカネで、新しい保険に入るよう勧められているのですが、保険ばかり持つのもどうかと思いまして。今もっている金融資産は全部で1400万円くらいあるのですが、リスクをあまり取りたくないので、元本確保型の金融商品ばかり持っています。

岩城:具体的には?

工藤:社債、外貨建て個人年金保険、仕組み預金などです。

岩城:社債に外貨建て個人年金保険、仕組み預金ですか。なるほど。これらは、どうやってお買いになったのですか。

工藤:銀行の窓口で勧められたり、電話がかかってきたりしたので、それで購入した商品が大半ですね。

岩城:そうですか。今回、養老保険の満期金について、金融機関にご相談に行かれなかったのは幸いでしたね。養老保険をどうするかはさておき、今お持ちのこれらの商品がどのようなものなのか、どういうリスクがあるのかは理解できていますか?

工藤:えっ?

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