岩城:では工藤さんのケースを、人生設計の基本公式を使って、整理してみます。
工藤恵美子さん(51歳)
家計の今後の平均手取り年収(Y)600万円
老後生活比率(x)0.7
年金額(P)240万円(企業年金を含む)
現在資産額(A) 3000万円(養老保険満期金600万円、もらえそうな退職金1000万円を含む)
老後年数(b)30年
現役年数(a) 14年
家計の今後の平均手取り年収(Y)600万円
老後生活比率(x)0.7
年金額(P)240万円(企業年金を含む)
現在資産額(A) 3000万円(養老保険満期金600万円、もらえそうな退職金1000万円を含む)
老後年数(b)30年
現役年数(a) 14年
この数値を「人生設計の基本公式」に当てはめ、必要貯蓄率を出してみます。
■工藤さんの必要貯蓄率
岩城:年間の手取り収入に対してどれだけ貯めるべきかを計算する「必要貯蓄率」は11.43%ということで、まずまず優秀です。毎月分でいけば、このまま、毎月約5万7000円の貯蓄を続けていけば、老後(95歳までの30年間)は、現在の生活費の7割、約31万円で暮らすことができます。養老保険の満期金を含め2000万円、予定退職金の1000万円の合計3000万円が効いています。
工藤:はい、シングルなので、やはり、老後が不安で、貯蓄だけはしっかりしてきました。このまま貯蓄を続けていけば、まずまずの老後を送れるようですね。安心しました。
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