だが、レクサスLSを発売すると市場の評価は一変。レクサスインターナショナルの澤良宏プレジデントは「LSはこれまでの高級車の概念を覆すエポックメイキングな車として衝撃を与えた」と振り返ったうえで、「ドイツのラグジュアリーブランドがLSを相当ベンチマークしたと聞いている。静粛性はそれまであまり話題でなかったが、LS発売以降、各車の静粛性が上がり、オーディオへの要望も増えた」と指摘する。
そのLSも今回で5代目。豊田章男社長が指示したのが「初代の衝撃を超える車を作って欲しい」だ。
章男社長自身、レクサスのブランドデザインを管轄し、マスタードライバーも務めるなど、レクサスブランドへの思いは人一倍だ。澤氏は「社長は出来上がる前に何度もチェックし、ダメだしを何度も食らった。ゴールはなく、完成したとは一切言わない。ただわれわれとしては今できるすべてを注ぎ込んだつもりだ」と話す。
安全技術のフラッグシップ
そんな中、LSが今回強く打ち出したのが走行性能や感性価値に加え、先進の予防安全技術だ。新車発表ではめずらしく、先進技術開発カンパニーの伊勢清貴プレジデントが登壇し、安全技術への説明に多くの時間を割いた。
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