「レクサスLS」最高級セダンに課された新使命 豊田章男社長は「初代の衝撃を超えろ」と指示

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お披露目された5代目「レクサスLS」。デザインはクーペシルエットに一新された(撮影:尾形文繁)

トヨタ自動車は6月26日、都内で高級車ブランド「レクサス」の最高級セダン「LS」の新型車を日本初公開し、今年秋に発売すると発表した。

価格は未定。新型LSは11年ぶりとなるフルモデルチェンジで5代目。これまで圧倒的な静粛性と高い走行性能の相反する要素を両立したクルマ作りとして評価されてきたというが、今回新たに将来の自動運転につながる高度運転支援技術を搭載したことを強調した。

次世代車の開発競争が激しさを増す中、旗艦車種を武器に、ドイツ勢などライバルに差をつけたい考えだ。

新開発のエンジン、プラットフォームも一新

新開発されたエンジン。静粛性もレクサスの大きな売りだ(撮影:尾形文繁)

新型LSは新開発のV型6気筒3.5リッターツインターボエンジンと10速AT(自動変速機)を搭載した「LS500」、ハイブリッドシステムを搭載した「LS500h」を用意。プラットフォームも一新し、デザインは従来の4ドアセダンとは一線を画したクーペシルエットに一新した。

レクサスの歴史は1989年に米国で発売したLS(日本名は当時セルシオ)からスタート。当時、大衆車中心だったトヨタの高級車ブランドには冷ややかな目が多かった。

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