澤田社長、「ファミドンキをぜひ実現したい」 ファミリーマートが次々と提携を広げる理由
AIで「未来のファミマ」を作る
――グーグル、LINEなどIT企業との業務提携を相次いで発表した。
今までのファミマは、店舗数の拡大を優先してきた。これまではそのための買収や提携だった。店舗数がなければ衰退していく。そのことを考えれば、正しい戦略だった。だが、それ以外のところには正直、手が及んでいなかった。
店舗数は適切に維持・拡大していくが、少し立ち止まって質も高めていく。商品、物流の見直し、社内の構造改革のほか、ITを活用した業務効率化の実現は優先順位が高い。LINEやグーグルの知恵を借りながら、共に成長する絵を描いていきたい。
――具体的にどのようなことをやっていくのか。
AIを使いながら、未来のファミリーマートを一緒に作っていきたい。今、人の手でやっている仕事を極力省力化し、空いた時間でフレンドリーな接客をしていく。
たとえば、加盟店の発注業務や検品作業、商品補充などは省力化できる。商品のPOP(店内掲示)もデジタル画面にして、お客様1人ひとりに合わせた商品提案や販促ができるようにしたい。


















無料会員登録はこちら
ログインはこちら